[AWS Black Belt Onine Seminar]Amazon Elasticsearch Service
こんにちは、パートナーソリューションアーキテクト(PSA)の相澤です。
先日開催致しました AWS Black Belt Online Seminar Amazon Elasticsearch Service の資料を公開いたしました。
当日参加者の皆様から頂いたQAの回答と併せてご紹介致します。
今後のAWS Black Belt Online Seminarのスケジュールは こちら です。皆様のご参加をお待ちしております。
過去の資料や、動画もこちらから視聴可能ですので、そちらもご参照ください
Q1. AZは指定する?その場合、EC2のAZと異なればAZ通信が発生するのですか?
A1. Amazon ESのドメインがデプロイされるAZはAmazon ESサービスが自動で選択しますが、
VPCアクセスを利用する場合は、どのサブネットにENIを作るかをお客様に選択していただきます
https://aws.amazon.com/jp/elasticsearch-service/pricing/
Q2. Elastic社も、Elasic Cloudを展開していますが、AWSが提供しているからこそ、優位点などありましたら、ご教示頂けると幸いです。
以前、Elastic Cloudを試用した際に、AWS上にElastic社が構築したサービスでしたので、個人的には違いが感じられなかったです。
A2. 様々なAWSサービスとの連携・統合であったり、フルマーネージドによる運用管理の大幅な軽減、といった点を強調される際に、特にAmazon ESが訴求できるのかと思います
Q3.フルマネージドということで、バージョンも管理されているかと思いますが、AWSで採用しているElasticsearchのバージョンアップは自動で行われるのでしょうか?
最近、Elastic社がElasticsearch6.0をリリースされましたが、Broken Changeが多く見られたため、今まで使えたものが使えなくなるなど、気になります。
A3. バージョンアップはお客様のマニュアル作業になります
データの互換性についても移行前にお客様ご自身で確認していただく必要があります
http://docs.aws.amazon.com/elasticsearch-service/latest/developerguide/es-version-migration.html
ちなみに、Amazon ESはオンラインセミナー翌日に6.0のサポートを開始しました
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2017/12/elasticsearch-6-0-now-available-on-amazon-elasticsearch-service/
Q4. typeが廃止される方向の理由について教えてください
A4. Elasticsearchが、より効率的にデータを内部で構成できるようにするため、と理解しています
詳細な情報は下記をご参照ください
https://www.elastic.co/guide/en/elasticsearch/reference/master/removal-of-types.html
Q5. Replicaに書き込みが完了するまでレスポンスは返ってこないですか?
A5. Elasticsearchの書き込みの一貫性を、インデックスごとにお客様自身で設定していただけます
https://www.elastic.co/guide/en/elasticsearch/reference/current/docs-index_.html#index-wait-for-active-shards
Q6.スケーリング時にどのパラメーターを変更してもダウンタイムは不要ですか?
A6. ブルーグリーンデプロイメントを採用していますので、基本的にダウンタイムなくクラスターがスイッチします
ただし、変更後の設定にクラスターの規模などと矛盾がありデプロイが失敗した場合などの、失敗時にはダウンタイムが発生し得ます
http://docs.aws.amazon.com/elasticsearch-service/latest/developerguide/es-managedomains.html#es-managedomains-configuration-changes
Q5. kuromojiの辞書の更新はできるのでしょうか。
A5. 更新できません
Q6. データは平文で保存されるのでしょうか?暗号化する方法はありますか?
A6. ブラックベルト配信時点(2017/12/5) ではストレージレベルの暗号化はサポートしていませんでしたが、
配信2日後に、EBSおよびインスタンスストアの暗号化対応を発表いたしましたので、現在はサポートしています
https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2017/12/encryption-at-rest-now-available-on-amazon-elasticsearch-service/
Q7. ES利用時は、利用者の環境にEBSをアタッチしたEC2を複数台作成してインデックス自体が格納されるのはEBS内という理解であっていますか?
A7. お客様用に作成されるAmazon ESドメインを構成するインスタンスにEBSをアタッチし、そのEBSをElasticsearchのストレージとして使用します
選択されたインスタンスタイプによっては、EBSではなくインスタンスストアを利用することになります
http://docs.aws.amazon.com/elasticsearch-service/latest/developerguide/es-createupdatedomains.html#es-createdomain-configure-ebs
以上です
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