こんにちはAWSテクニカルトレーナーの上原です。
本日は9月に新しくリリースされるトレーニング "Running Container-Enabled Microservices on AWS" についてご紹介いたします。
ちょっと名前が長いですよね?簡単に言うと AWS 上でコンテナを動かすためのトレーニングと思っていただければ問題ありません。 AWS 上で Docker の利用を考えている方は是非来てください。
コンテナを使うことで、 EC2 のスペックに縛られない柔軟なリソース利用ができ、環境を超えたアプリケーションのポータビリティと再現性が得られます。また Amazon が実践してきたマイクロサービスの考え方にもコンテナは非常にマッチします。
今年の6月に実施した AWS Summit Tokyo 2017 ではブートキャンプとして今回のトレーニングのハーフバージョンを提供しました。半分の内容でしたが以下のようなうれしい声をお客様からいただきました。今回のトレーニングはブートキャンプの時の拡大版になります。
「ECS は一度、コンテナを起動したことがあるだけで、あまり機能を把握できていませんでしたが、ECS の用語、どういう役割がいるのか、それぞれどういうことをしているのか、体系的に説明いただき、大枠を理解することができました。」
「コンテナ運用、マイクロサービスに関する説明やラボはわかりやすく参考になりました。 」
受講後お客様から以下のようなメールもいただきました。
「先日のブートキャンプではお世話になりました。おかげさまでECSを利用して環境の構築など進められるようになりました。」
また、AWS Summit Tokyo 2017 では、コンテナのスケジュール管理サービスである Amazon EC2 Container Service(ECS) を使った事例がお客様からたくさん紹介されており、日本でもコンテナの活用が進んでいることが伺えます。
下記リンクも是非ご参照ください。
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/aws-summit-tokyo-2017-amazon-ec2-container-service-session/
トレーニングは以下の内容で進めていきます。1つのモノリスなアプリケーションを複数コンポーネントに分割とコンテナ化、コンテナイメージのビルドおよびデプロイの自動化、 ECS を使った可用性の向上、最後にセキュリティチェックの自動化という流れになります。
1章
マイクロサービスや Docker について概要を説明します。 Amazon が考えるマイクロサービスについても説明します。演習では1つのモノリスなアプリケーションを3つのコンポーネントに分割しビルドしこれをDockerコンテナで起動します。その後コマンドラインを使ってECSで起動していきます。
2章
開発スピードを上げること。これもマイクロサービスやコンテナを使う最大の理由の1つです。そのためのデプロイのパイプラインやその自動化をAWSサービスを使っての実現について説明します。演習では AWS CodePipeline 、 AWS CodeCommit 、 Amazon EC2 Container Registry (ECR) 、AWS CloudFormation 、 Jenkins などを使ったパイプラインを作りコンテナのデプロイを行います。
3章
コンテナを1台起動し運用管理するのは難しいことではありません。ただこれではコンテナを使うメリットはあまりありません。コンテナを数十数百と起動すると運用管理の難しさが格段に上がりますが、その分コンテナを使うメリットはとても大きくなります。ここでは複数コンテナの管理スケジューリングサービスである ECS について学びます。演習では ECS を使ったスケジューリング、可用性拡張性の確保、監視などを行います。
4章
セキュリティは如何なる時も大切です。コンテナを使ったマイクロサービスでのセキュリティの確保について学びます。演習では無償ツール有償ツールを使ったセキュリティの向上を行います。
1Dayコース
日本初開催日 9/19(火)
開催場所 新宿
トレーニング目標
・コンテナを使用するマイクロサービスベースのアーキテクチャを設計する。
・Amazon ECS を使用してマイクロサービスベースのアプリケーションを実行およびスケールする。
・Amazon ECS を AWS の他のサービスと統合する。
詳しくはこちらをご参照ください。
https://aws.amazon.com/jp/training/course-descriptions/container-microservices/