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AWS Black Belt Online Seminar「AWS上でのファイルサーバ構築」の資料およびQA公開

ソリューションアーキテクトの小川です。お昼に開催したAWS BlackBeltオンラインセミナー「AWS上でのファイルサーバ構築」の資料が公開されました。セミナー資料の他、セミナー中に皆様から頂いたQ&Aの回答から掲載可能な範囲で公開をさせて頂きます。

【Q&A】
Q1. EBSボリュームサイズを拡張する際はインスタンスの停止は必要ですか?
A1. ファイルシステムの整合性を保つため、静止点を確保することを推奨いたしておりますので、ルートデバイス用のEBSボリュームを拡張する場合は、インスタンスを停止して、そのスナップショットを取得して、スナップショットから新規ボリュームを作成する時にサイズを拡張して、新規ボリュームをアタッチする方法を推奨いたします。ルートデバイス用ではないEBSボリュームであれば、そのボリュームへの書き込みを止めて静止点を確保可能であれば、インスタンスを停止せずにスナップショットを取得、新規ボリュームを作成することで拡張可能です。

Q2. S3 Cloudberry の形態の場合、大容量のデータを扱う際、端末側の負荷やネットワークの負荷が増大する可能性はあるのでしょうか?
A2. ネットワークの帯域や端末の環境にも依存しますが、大容量のデータの場合は、転送に時間を要し、かつマルチパートアップロードの場合は、複数のスレッドを並行して使用しますので、負荷が増大する可能性はあると考えております。

Q3. EC2とEFSとの間の通信を暗号化する方法はありますか?
A3. NFSでトラフィックを暗号化するために使われるKerberos認証機能が、EFSでは未サポートのためKerberosを使った暗号化は現状不可となります。

Q4. EBSの種別は途中で変更可能ですか? 例)プロビジョンドSSD → 汎用SSD
A4. EBSボリュームからスナップショットを作成して、そのスナップショットからEBSボリュームを作成する際に、ボリュームのタイプを変更することは可能です。

Q5. EFSについて、単一インスタンスからの接続上限があったと思いますが、複数インスタンスからの接続における上限はありますか?
A5. 複数インスタンスからの接続においては、EFSのファイルシステムごとにスループットで最大3GB/sの制限があります。EFSの制限については、下記をご覧ください。
http://docs.aws.amazon.com/fr_fr/efs/latest/ug/limits.html

Q6. 最新のスナップショットを取得すればリストア可能となっているのは、具体的にどのような仕組みなのでしょうか。
A6. 旧世代のスナップショットを削除したとしても、その当該スナップショットでしか使われていないデータのみが削除されますので、別のスナップショットで使われているデータは削除されずに残っているために、最新のスナップショットがあればリストアが可能となります。詳細は下記資料をご覧ください。
http://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/aws-black-belt-online-seminar-amazon-elastic-block-store-ebs/56

Q7. データ移行の際にEBSのIOPSも考慮する必要はありますでしょうか?
A7. IOPS以外にもEC2のインスタンスタイプの違いによって、ボトルネックとなりえる要素が変わってきますので、一概に申しあげられないですが、比較的スペックの高いインスタンスタイプにて、EBSのIOPSがボトルネックとなりえる場合には、考慮する必要があるかと考えております。
 
以上です。BlackBeltオンラインセミナーは続々と開催しておりますので、こちらの開催予定をご確認の上、是非ご参加下さい。

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