AWS Black Belt Online Seminar「コストの観点から見るアカウント管理」の資料公開
こんにちは、SAの舟崎です。
2016/7/19に開催された AWS Black Belt Online Seminar「コストの観点から見るアカウント管理」の資料が公開されました。
また、頂いたご質問の一部についての回答が以下となります。こちらも併せてご覧ください。
Q1: CloudFrontにはタグが付けられないと思うのですが、どのDistributionがいくら使ってるのかわかる方法はありますか?
請求レポートにリソースID が記載されているので、そちらを元に計算いただくことが可能です。
ご要望に対応するパートナーの製品を利用するのも1つの手段かと思います。
Q2: アカウントをプロジェクト毎に作成しています。各プロジェクト毎にリザーブドインスタンスなどを購入しているのですが、CloudFrontなどのリザーブドキャパシティについてはまとめて安くなるため、全アカウント共通で使用したいです。そのため、一括請求を使用していますが、そうするとRIを買ったプロジェクトの請求額がRIを買っていないアカウントの利用分と平均されて単価が計算されてしまうかと思いますが、これを各プロジェクト毎に分かりやすく管理したい場合は、どのようにしたらよいでしょうか?(タグ付けできないものも管理対象としたいです)
請求レポートに非ブレンドレートが記載されているので、そちらを元に計算いただくことが可能です。
ご要望に対応するパートナーの製品を利用するのも1つの手段かと思います。
Q3: クーポンコードを適用していた場合に、そのクーポンの予算に対して、利用率80%に到達したなどのアラームすることは可能でしょうか。
現在の所、出来ませんが、クーポンがいくら分適用されているかは、請求書ページでご確認頂く事が可能です。
Q4: 一括請求についてですが、AWS CLIで設定は出来ないのでしょうか?
現在の所、出来ません。
Q5: 現在一括請求の設定をしているのですが、支払アカウントを改めて追加した上で、これに現在利用しているアカウント(現在の支払アカウントも含む)を連結アカウントとしてぶら下げる形をしたいのですが、可能でしょうか?
はい、可能です。ステップとしては、下記の通りです。
1. 新規支払アカウントを作成/設定する
2. 現在利用している支払アカウントに連結されているアカウントを、新規支払アカウントへ連結関係を移動する
詳細:https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/awsaccountbilling/latest/aboutv2/con-bill-tasks.html#conbill_moveaccount
3. 支払アカウントを連結アカウントに変換する
詳細:https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/awsaccountbilling/latest/aboutv2/con-bill-tasks.html#conbill_convert
Q6: コスト配分タグでまとめたリソースの単位で、請求アラートを出せますか?
はい、可能です。予算機能で、「含められる関連コスト」にて、タグでフィルタリングすることで、請求アラートを出すことが出来ます。
Q7: 請求アラートが設定済みのアカウントを一括請求で連結させて場合、アラートの再設定は不要でしょうか?
請求アラートは、支払アカウントのみで使用できる機能です。そのため、支払アカウント側で再設定することが必要になります。
Q8: 一括請求に切り替えても、連結されたアカウント側にPDF版請求書をメールで届けることはできますか?
一括請求利用時は、支払アカウントのみ PDF版請求書を受け取ることが可能です。
Q9: 請求レポートの用途とAWS Cost Explorer との違いを教えてください
基本的な利用用途としては同様と考えて構いません。
ただし、より細かい粒度での可視化やフィルタリング、グルーピングが必要な場合は請求レポートを利用する必要があります。
今後のAWS Black Belt Online Seminarの予定は こちら です。
次回のご参加をお待ちしております。
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