AWS Black Belt Online Seminar 「Amazon S3」資料公開
こんばんは、テクニカルトレーナーの鬼形です。
2016/5/25に開催しましたAWS Black Belt Online Seminar 「Amazon S3」の資料が公開されました。Amazon S3のさまざまな機能がこの資料にコンパクトにまとまっており、「標準低頻度アクセスストレージ」や「Amazon S3 Transfer Acceleration」など最近のアップデートも解説されています。
下記にセミナー時に頂戴したQAを、可能な範囲で記載させて頂きます。
【Q&A】
Q: バージョニングにより保管されたデータを復旧する場合の復旧時間はどれくらいかかるのでしょうか?
A: バージョンで保管されたオブジェクトに関しては、即時アクセスが可能です。
Q: S3からGlacierにデータを移行し、その後、GlacierからS3へリストアする際、CLI以外に、マネジメントコンソールからの操作などもあるのでしょうか?また、便利なサードパーティのツールなどが有れば、教えて下さい。
A: Management ConsoleからもS3へのリストアは可能です。ストレージクラスが、Glacierのオブジェクトを選択いただき、アクションから「復元の開始」を選択してください。また、サードパーティツールとしてはCloudBerryのExplorerがおすすめです。
Q: S3の使い方について教えてください。EC2を2台、ELBを使用してpostfixを冗長化させる構成を考えているのですが、受信メールBoxを共有ストレージ化してEC21台目と2台目で共有して使いたいと考えています。S3は堅牢性が高いので使えるかと思っていたのですが、本日の講義を見るとS3の機能では適さないと思いました。他に共有ストレージとして使えるようなサービスはありますか?それともEC2の2台の間でクラスタソフトを利用してディスクを共有化する構成しかありませんでしょうか?
A: S3を共有ディスクとしてEC2からマウントすることは推奨していません。共有ストレージが必要な場合は、CIFSサーバを別で立てるか、クラスタソフトウェアなどを利用してディスクのレプリケーションを行う構成をとってください。
Q: Route 53の質問になってしまうかもしれませんが、S3のStatic Web Hostingの機能をRoute 53のフェイルオーバー先に使用する際、元サイトにhttpsでアクセスしている場合、S3にフェイルオーバーすると証明書のエラーになってしまうかと思います。例 : EC2で証明書を入れてhttps://www.example.com から、独自ドメインを設定したS3の https://www.example.com にフェイルオーバーした場合など。このようにHTTPSのサイトのフェイルオーバー先としてS3を使う場合はどのように使うのが良いでしょうか?できればフェイルオーバーしたときにhttpでのアクセスになることが望ましいのですが、何かを組み合わせてそのような設定は可能ですか?
A: S3に対してHTTPS通信を行う場合、S3の証明書を使う必要があり、Route53で指定しているドメイン名と異なることが原因かと思います。このような場合は、S3の前段にCloudFrontを挟んで頂き、CloudFrontで独自ドメインの証明書のターミネーションを行い、CloudFrontとS3間はS3のドメイン名でのHTTPS通信か、HTTPにする方法が良いかと思います。
A: バージョンで保管されたオブジェクトに関しては、即時アクセスが可能です。
Q: S3からGlacierにデータを移行し、その後、GlacierからS3へリストアする際、CLI以外に、マネジメントコンソールからの操作などもあるのでしょうか?また、便利なサードパーティのツールなどが有れば、教えて下さい。
A: Management ConsoleからもS3へのリストアは可能です。ストレージクラスが、Glacierのオブジェクトを選択いただき、アクションから「復元の開始」を選択してください。また、サードパーティツールとしてはCloudBerryのExplorerがおすすめです。
Q: S3の使い方について教えてください。EC2を2台、ELBを使用してpostfixを冗長化させる構成を考えているのですが、受信メールBoxを共有ストレージ化してEC21台目と2台目で共有して使いたいと考えています。S3は堅牢性が高いので使えるかと思っていたのですが、本日の講義を見るとS3の機能では適さないと思いました。他に共有ストレージとして使えるようなサービスはありますか?それともEC2の2台の間でクラスタソフトを利用してディスクを共有化する構成しかありませんでしょうか?
A: S3を共有ディスクとしてEC2からマウントすることは推奨していません。共有ストレージが必要な場合は、CIFSサーバを別で立てるか、クラスタソフトウェアなどを利用してディスクのレプリケーションを行う構成をとってください。
Q: Route 53の質問になってしまうかもしれませんが、S3のStatic Web Hostingの機能をRoute 53のフェイルオーバー先に使用する際、元サイトにhttpsでアクセスしている場合、S3にフェイルオーバーすると証明書のエラーになってしまうかと思います。例 : EC2で証明書を入れてhttps://www.example.com から、独自ドメインを設定したS3の https://www.example.com にフェイルオーバーした場合など。このようにHTTPSのサイトのフェイルオーバー先としてS3を使う場合はどのように使うのが良いでしょうか?できればフェイルオーバーしたときにhttpでのアクセスになることが望ましいのですが、何かを組み合わせてそのような設定は可能ですか?
A: S3に対してHTTPS通信を行う場合、S3の証明書を使う必要があり、Route53で指定しているドメイン名と異なることが原因かと思います。このような場合は、S3の前段にCloudFrontを挟んで頂き、CloudFrontで独自ドメインの証明書のターミネーションを行い、CloudFrontとS3間はS3のドメイン名でのHTTPS通信か、HTTPにする方法が良いかと思います。
次回のBlack Belt Tech Webinarは 5/27(金) 18:00より Amazon RDS をお送りします。申し込みは こちら。
皆様のご参加をお待ちしております!
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