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AWS初心者向けWebinar「AWSではじめてみよう、IoTシステム構築」資料公開

こんにちは、SAの舟崎です。

先日開催されたAWS初心者向けWebinar「AWSではじめてみよう、IoTシステム構築」の資料が公開されました。

 

また、Webinarの中で頂いたご質問とその回答もあわせてご紹介させて頂きます。

 

Q1. コマンド送信(リモート制御)でデバイス毎の認証設定を書き換えることはできないのでしょうか?

デバイス側に認証設定を書き換える仕組みを実装いただき、リモートでそのコマンドを実行いただくことで技術的には書き換えは可能です。ただし、デバイス側で認証情報を変更できてしまうことがセキュリティの面でのリスクとなりますので、充分ご注意ください。

Q2. AWS IoT用のデバイスSDKでは何ができるのでしょうか?

AWS IoTが提供する以下の機能をご利用いただくことが可能です。(2015/11/24現在)

  • デバイスゲートウェイへのメッセージ送受信(MQTT)
  • デバイスシャドウへのステータス送受信(MQTT)

Q3. Amazon API Gatewayのスロットリングとは、具体的にどうするのですか?

API内のメソッド毎に、1秒間当たりの標準レートとバーストレートの制限を設定し、上限を超えた場合はクライアントにエラーを返す機能です。こちらの機能により、急激なトラフィック増に対してバックエンドを保護することが可能です。詳細はこちらのページをご参照ください。 https://aws.amazon.com/jp/api-gateway/faqs/#caching

Q4. Amazon DynamoDBを使用するときにAmazon ElastiCacheを入れる必要はありますか?RDSの場合、必要かと思うのですがDynamoDBはどうでしょうか?

RDSの場合、RDSに対する負荷軽減/高速化目的としてElastiCacheを配置するケースがあります。DynamoDBの場合は、スループットのプロビジョニングを設定いただくことで低レイテンシー、一貫したスループットパフォーマンスを実現することが可能ですが、一方でDynamoDBへの読み込みアクセスが多い場合には、ElastiCacheにキャッシュさせることで、DynamoDBの読み込みスループットをおさえることが可能です。こちらによりDynamoDBのコストを安くすることが可能となるケースがあります。スループットのプロビジョニングにつきましては、こちらをご参照ください。https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/amazondynamodb/latest/developerguide/ProvisionedThroughputIntro.html

Q5. AWS IoTの課金体系について質問です。AWS IoTはメッセージ数が課金対象とのことですが、InとOutを合わせたメッセージ数でしょうか。

In/Outを合わせたメッセージ数となります。また、その他にデータブロックを512バイトごとに区切ってメッセージ数をカウントしております。(900バイトの場合は2メッセージとしてカウント) 詳細はこちらをご覧ください。 https://aws.amazon.com/jp/iot/pricing/

Q6. 認証について質問です。AWS SDKを利用する場合(AWS IoTのデバイス認証ではない場合) Amazon Cognitoによる認証を推奨しているとのことでしたが、その理由を教えてください。また、IoTによる認証よりもCognitoを選択する場合はどのような要件の場合でしょうか。

AWS IoTを利用する場合は、TLS1.2による認証、AWS IoT以外のAWSサービス(Kinesisなど)を利用する場合はCognitoによる認証を推奨という主旨でした。AWS SDKの場合、Cogunitoによるアイデンティティ認証(TwitterやFacebook、独自認証)、一時的なクレデンシャル発行など認証における様々な機能をご利用いただけることから、Cognitoのご利用をお勧めしております。AWS IoTのデバイス認証では、TLS1.2をご利用ください。

Q7. AWS IoTのルールはSDK,APIから外部より追加変更することは可能でしょうか?

各プログラム言語のSDKの iot クラスを利用することでルールを外部から変更することが可能です。Javascriptでは、こちらのリンクにあるreplaceTopicRuleで変更可能です。http://docs.aws.amazon.com/AWSJavaScriptSDK/latest/AWS/Iot.html#replaceTopicRule-property

Q8. AWS IoTを試しに使ってみるのに、安くておすすめのデバイスがあれば教えてください。

Raspberry PiなどのLinuxベースのデバイスやArduinoが良く利用されています。その他、いろいろなデバイスを利用した事例がこちらに紹介されておりますので、あわせてご参考ください。 https://www.hackster.io/challenges/AWSIoTMegaContest

 

次回のAWS初心者向けWebinarについては、こちらの記事でご紹介させて頂いています。

多くの方のご参加をお待ちしております。

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