Redshiftアップデート:WLMパラメータの動的変更と、LISTAGG関数の追加
Redshiftに以下の2つの機能追加がアナウンスされました。どちらも非常に有用なものだと思いますので紹介します。
1) Dynamic workload management (WLM)
RedshiftのWorkload Management (WLM)は、ワークロードごとにメモリの割り当て量や最大並列実行数を定義する機能ですが、このWLMのパラメータの一部が動的に変更可能になりました。並列実行数のConcurrencyと、メモリ使用量のPercent of memory to useが動的に変更可能です。逆にそれ以外のパラメータの変更にはクラスターのリスタートが必要です。
詳細は以下のマニュアルを参照してください。(現時点では英語のみ)
- WLM Dynamic and Static Configuration Properties
2) LISTAGG関数
LISTAGG関数が追加されました。簡単に書くと、条件に一致したデータを1つの文字列として(データを連結して)返してくれる関数です。戻り値がVARCHAR(MAX)なので最大でも64KBである点に注意してください。こちらも詳細はマニュアルを参照してください。なお、この機能はRedshiftのバージョン1.0.975から利用可能になります。
※追記:2015/08/06
LISTAGG関数は7月30日から2週間かけて順次各リージョンに展開されていく予定です。ご利用のリージョンでまだバージョン1.0.975が利用できない場合は少しお待ちください。
(参照)https://forums.aws.amazon.com/ann.jspa?annID=3177
(原文:Amazon Redshift now supports dynamic work load management and list aggregate function)
(翻訳:下佐粉 昭)
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