Amazon マーケットプレイスWebサービス(MWS) 日本公式ブログ: JavaScript

2011/09/16

注文通知ツール（ブラウザ拡張機能）のご紹介

前回は、Amazon MWSに簡単にアクセスできるJavaScriptのコードをご紹介しました。今回は、そのサンプルコードをベースに開発した、本格的なサンプルツールをご紹介します。「注文通知ツール」は、Google Chromeの拡張機能で、ブラウザ上に新しい注文数を表示し、更に注文一覧と注文詳細内容をポップアップで表示できるツールです。ソースコードも公開しているため、次の利用規約に同意の上、Amazon MWSを利用した出品者向けのソリューション開発にお役立てください。

注文通知ツールの使用者は、使用に先立って以下の事項に承諾したものとします。もし承諾いただけない場合は、本ツールは使用しないで下さい。

本ツールは現状のまま無保証、無サポートにて提供されます。使用者は自己の責任の下、本ツールを使用します。
本ツールを使用したことによる使用者の損害または損失について、開発者および提供者はいかなる責任も負いません。
本ツールの使い方や不具合についての質問には、開発者および提供者は回答の義務を負いません。

インストール前の確認事項

Amazon小口出品ではない出品者アカウントを取得している必要があります。詳しくは、Amazon出品サービスをご参照ください。
Amazon MWSに登録済みでない場合は、Amazon MWSポータルサイトより登録を行ってください。
既にインストール済みでない場合、最新版のGoogle Chromeを次のURLよりダウンロードしインストールしてください。
http://www.google.co.jp/chrome/intl/ja/landing_ch.html

インストール手順

Google Chromeを立ち上げ、次のURLにアクセスします。
http://aws.typepad.com/jp_mws/assets/amebiff/AMEBIFF_chrome.crx
※必ず、Google Chromeでアクセスしてください。つまり、上記URLをコピーし、ブラウザのナビゲーションバーにペーストしてください。
「拡張機能、アプリケーション、テーマはパソコンに悪影響を与える可能性があります。処理を続けてもよろしいですか？」に対して、「続行」クリックしてください。
「注文通知ツールをインストールしますか？」に対して、「インストール」をクリックします。
インストールが完了し、次のようにアイコンがブラウザのナビゲーションバーの右側に表示されます。

オプション設定

注文通知ツールのアイコンを右クリックをして、「オプション」を選択してください。オプション画面に、Amazon MWSの登録後に取得した認証情報を入力します。「利用規約に同意する」をチェックの上、「保存」をクリックします。

これで、設定が完了し注文通知ツールのアイコン上にはステータスが「未出荷」または「保留中」（設定による）の注文数が表示され、アイコンをクリックすると注文の一覧が表示されます。このツールは20分毎に注文一覧を取得し、アイコンを通じて注文数を通知します。

画面イメージ

※最新版のソースコード（無保証、サポート不可）のダウンロードは次のURLをご参照ください。 http://aws.typepad.com/jp_mws/assets/amebiff/AMEBIFF_chrome.zip

投稿情報: 17:06 カテゴリー: JavaScript, サンプルコード, ツール・アプリケーション, 注文管理 | 個別ページ | コメント (2)

2011/08/29

Amazon MWS のJavaScriptのサンプルコード

今回は、Amazon MWSに簡単にアクセスできる、JavaScriptのコードをご紹介したいと思います。現在Amazon MWSチームより、Java、C#、PHP言語によるクライアントライブラリーが提供されていますが、開発言語の違い、バージョンの違いにより、クライアントライブラリーが使用できないケースもあります。このようなケースの場合、独自ライブラリーを作成する際に今回紹介するサンプルコードを参考にしてください。また、このコードを使って、Amazonの出品者向けに簡単なGoogle Chrome エクステンションの提供も計画していますので、今後にご期待ください。

本サンプルコードは現状のまま無保証、無サポートにて提供されます。使用者は自己の責任の下、本サンプルコードを使用します。
本サンプルコードを使用したことによる使用者の損害または損失について、開発者および提供者はいかなる責任も負いません。
本サンプルコードの使い方や不具合についての質問には、開発者および提供者は回答の義務を負いません。

MWSアクセス用クラス

MWSAgentというクラスに必要な関数をまとめています。このクラスを使用して、MWSにアクセスする際に必要となるリクエスト文字列の作成とクエリ文字列の署名をを行い、execRequestメソッドでリクエストを送信します。リクエストが成功した場合と失敗した場合の処理はコールバック関数で処理が可能です。レスポンスXMLの処理においては、jQueryのDOM参照方法が使えるので便利です。詳しくは、sample.htmlの次のコードをご参照ください。

mws.execRequest("Orders",params,
function(data) {//成功時の処理
		var count = 0;
		$(data).find('ListOrdersResponse ListOrdersResult Orders Order').each(function() {
			$("#main").append("<div>"+$(this).find(	'AmazonOrderId').text()+"</div>");
		});
},
function(error) {//失敗時の処理
alert("接続エラー！sample.htmlファイルを編集し、Amazon MWSの認証情報を設定してください！");
});

サンプルの実行方法

既にインストール済みでない場合、最新版のGoogle Chromeを次のURLよりダウンロードしインストールしてください。http://www.google.co.jp/chrome/intl/ja/landing_ch.html
サンプルコードをこちらからダウンロードし、圧縮ファイルを解凍します。

sample.html をテキストエディタで開き[出品者ID]、[アクセスキー]、[秘密キー]、[マーケットプレイスID]　に対して、Amazon MWSの登録時に発行された認証情報の値を代入してください。

mws = new MWSAgent("[出品者ID]", "[アクセスキー]",	"[秘密キー]");
var params={
		'Action' : "ListOrders",
		'MarketplaceId.Id.1' : "[マーケットプレイスID]",
		"CreatedAfter" : MWSAgent.ISODateString(d),
		"MaxResultsPerPage" : "100",
		"OrderStatus.Status.1" : "Unshipped",
		"OrderStatus.Status.2" : "PartiallyShipped",
		 "OrderStatus.Status.4" : "Shipped" 
	};

Google Chrome の「設定」→「ツール」→「拡張機能」順にアクセスし、拡張機能設定画面を表示します。「デベロッパーモード」タブを開き「パッケージ化されていない拡張機能を読み込む…」クリックします。先ほどサンプルコードをダウンロードし展開したフォルダーを指定します。インストールがうまく行くとアイコンが、Google Chromeのナビゲーションバーの横に表示されます。
アイコンをクリックしますと、出品者アカウントの最近30日間分の注文IDの一覧が表示されます。