【2019.01.30 追記】 2018年4月24日より、フルフィルメント by Amazon(FBA)の「出荷作業手数料」と「発送重量手数料」の2つの手数料が「配送代行手数料」に統一されたことにより、GetMyFeesEstimateオペレーションが返すFeeTypeが表す手数料が一部変更されています。詳しくは下記の記事をご参照ください。 |
Amazon MWSの商品APIにGetMyFeesEstimateオペレーションが追加されました。
これまで手数料は、カテゴリーやサイズ情報をもとに各種手数料情報を参照して計算する必要がありました。
GetMyFeesEstimateオペレーションでは、商品情報とともにリクエストした条件(商品価格、配送料、ポイント、出荷経路)に応じた商品の販売手数料の見積り額を簡単に取得することができます。
以下のセラーセントラルの在庫管理画面の「手数料見積り額」に相当する情報をAPIで取得できるようになります。
■ 主なリクエスト要素(FeesEstimateRequestList要素)
MarketplaceId |
手数料を見積もるマーケットプレイスのID (Amazon.co.jp : A1VC38T7YXB528) |
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IdType |
IdValueで使用される商品IDの種類 (ASIN または SellerSKU) |
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IdValue |
商品ID (手数料を見積もる商品の ASIN または SKU) |
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PriceToEstimateFees |
手数料の見積もりの基準となる商品価格
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Identifier |
リクエストを識別するためにリクエスト単位で指定する送信者が設定するID |
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IsAmazonFulfilled |
出荷経路 (true: FBA, false: 出品者出荷) |
■ 主なリクエスト要素(FeesEstimateResultList要素)
FeesEstimateIdentifier |
以下の子要素からなる商品ID、マーケットプレイス、リクエスト日時、見積もりに関する情報。
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FeesEstimate |
以下の子要素からなる合計手数料見積り額の詳細のリスト。(ASIN または SellerSKU)
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Status |
手数料リクエストのステータス(Success、ClientError、ServiceError) |
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Error |
タイプ、コード、メッセージで構成されるエラーオブジェクト |
■ レスポンスのサンプル
<?xml version="1.0"?> <GetMyFeesEstimateResponse xmlns="http://mws.amazonservices.com/schema/Products/2011-10-01"> <GetMyFeesEstimateResult> <FeesEstimateResultList> <FeesEstimateResult> <Status>Success</Status> <FeesEstimateIdentifier> <MarketplaceId>A1VC38T7YXB528</MarketplaceId> <SellerId>**************</SellerId> <IdType>ASIN</IdType> <IdValue>**********</IdValue> <IsAmazonFulfilled>true</IsAmazonFulfilled> <PriceToEstimateFees> <ListingPrice> <-- 手数料見積りリクエスト時に指定した商品の価格--> <CurrencyCode>JPY</CurrencyCode> <Amount>5000</Amount> </ListingPrice> <Shipping> <-- 手数料見積りリクエスト時に指定した配送料 --> <CurrencyCode>JPY</CurrencyCode> <Amount>1000</Amount> </Shipping> <Points> <-- 手数料見積りリクエスト時に指定したAmazon ポイント数 --> <PointsNumber>0</PointsNumber> </Points> </PriceToEstimateFees> <SellerInputIdentifier>FEE20161221024537AAA</SellerInputIdentifier> </FeesEstimateIdentifier> <FeesEstimate> <TimeOfFeesEstimation>2016-12-21T02:45:37.171Z</TimeOfFeesEstimation> <!-- 見積り日時 --> <TotalFeesEstimate> <CurrencyCode>JPY</CurrencyCode> <Amount>2171.00</Amount> <!-- 合計見積もり手数料 --> </TotalFeesEstimate> <FeeDetailList> <FeeDetail> <FeeType>ReferralFee</FeeType> <!--販売手数料 --> <FeeAmount> <!—販売手数料の請求金額 --> <CurrencyCode>JPY</CurrencyCode> <Amount>1842.00</Amount> </FeeAmount> <FeePromotion> <!—販売手数料のプロモーション金額 --> <CurrencyCode>JPY</CurrencyCode> <Amount>0.00</Amount> </FeePromotion> <FinalFee> <!—販売手数料の最終金額 --> <CurrencyCode>JPY</CurrencyCode> <Amount>1842.00</Amount> </FinalFee> </FeeDetail> <FeeDetail> <FeeType>VariableClosingFee</FeeType> <!-- カテゴリー成約料 --> <FeeAmount> <!—カテゴリー成約料の請求金額 --> <CurrencyCode>JPY</CurrencyCode> <Amount>0.00</Amount> </FeeAmount> :
GetMyFeesEstimate のクエリリクエストやレスポンスのサンプルは以下のAPIリファレンスのサンプルもご覧ください。
■ よくあるご質問
Q. 返却される手数料の見積り金額に税は含まれますか? A. GetMyFeesEstimateで返却される金額は税抜価格です。 |
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Q. どのような手数料が取得できますか? A. 返却される手数料には以下のようなものがあります。
なお、以下の手数料は返却されません。 ・月間登録料 ・ギフト包装料 ・以下のFBA手数料 - 在庫保管手数料/長期在庫保管手数料 - 商品ラベル貼付サービス - 返送・所有権の放棄 ・マルチチャネルサービスの手数料 |
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Q. “Item shipping weight is not available.“ というエラーメッセージが返りました。なぜでしょうか? A. FBA利用時の手数料を見積る場合(setIsAmazonFulfilled = TRUE)、包装された商品の重量が登録されていない商品を指定すると、FeesEstimate要素が返却されず、代わりに以下のエラーが返却されます。
GetMyFeeEstimate では、FBA の重量に関連する手数料の計算には包装された状態での商品の寸法と重量が使われるため、商品フィードやセラーセントラルで以下のように包装の寸法と重量を登録してください。 [在庫管理] → [詳細の編集] → [詳細] → 「包装の寸法」の下の 「重量」 |
この新しい機能のリリースにより更新されたクライアントライブラリ(Java, C#, PHP)はAmazon MWS開発者ポータルからダウンロードが可能です。
GetMyFeesEstimateについて詳しくは APIリファレンスをご覧ください。
以上、皆様の開発時のご参考となれば幸いです。