代金引換決済とコンビニ決済は出品者が利用を選択して購入者に提供できる決済方法です。利用許可された出品者がこれらの決済方法を利用開始すると、デフォルトで利用開始した決済方法がすべての出品商品に適用されますが、出品者によっては個別に適用を除外したい商品もあるかもしれません。例えば、30万円を超える商品で、配送業者が代金引換に対応していない場合などがこれにあたります。
適用除外したい商品が少数の場合は、セラーセントラルの在庫管理画面から1つずつ設定を変更することができます。適用除外したい商品が複数ある場合、SKUを検索してそれぞれ設定を変更する方法では非常に時間がかかります。
この記事では、ファイルを使って一括で、SKU単位に代金引換決済やコンビニ決済を除外、および除外解除を行う方法を説明します。
代金引換、コンビニ決済の注文の全般については、セラーセントラルのヘルプをご覧ください。
新規出品時の適用除外
新規出品時(SKU未登録時)に商品を代引やコンビニ決済の適用対象から除外するには、出品の際に通常利用する出品ファイルや在庫ファイル・テンプレートに含まれている「使用しない支払い方法」(optional-payment-type-exclusion)の項目に、除外したい支払い方法を指定します。この項目が見当たらない時には、最新のテンプレートをセラーセントラルからダウンロードして下さい。「使用しない支払い方法」の項目には以下の値を指定できます。
- exclude cod (代金引換を対象外とする)
- exclude cvs (コンビニ決済を対象外とする)
- exclude cod, cvs (代金引換およびコンビニ決済の両方を対象外とする)
- exclude_none (対象外の支払い方法なし)
出品済みSKUの適用除外
既に出品済みの商品(SKU登録済み)の場合は、在庫ファイルにSKUと「使用しない支払い方法」、「アップデート・削除」(update-delete)に「PartialUpdate」を指定したファイルをアップロードするだけで、適用除外の設定が行えます。在庫ファイル・テンプレートはセラーセントラルのこちらのページからダウンロードできます。
»https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/help/1641適用除外の解除
出品済みSKUの適用除外と同様に、在庫ファイルを使って、SKUと「使用しない支払い方法」に値「exclude_none」、「アップデート・削除」の値「PartialUpdate」を指定してアップロードすることにより、それまでに適用を除外したすべての支払い方法を解除できます。これによりその商品は、代金引換決済およびコンビニ決済の対象に戻ります。代金引換決済またはコンビニ決済のどちらか一方の適用除外だけを解除したい場合は、適用除外を残しておきたい値を「使用しない支払い方法」に指定します。例えば、代金引換、コンビニ決済のどちらも適用除外していたところ、コンビニ決済だけ解除したい場合は、代金引換決済の適用除外を残しておきたいので「exclude cod」を指定します。
※在庫ファイルのアップロードついて詳しくは、「Amazon MWS による在庫管理のベストプラクティス」をご参照ください。