以前、以下の記事で代金引換(代引)決済の注文管理の概要について説明しました。今回は、注文レポートに表示される代引関連カラムについてもう少し詳しく説明します。
追加されるカラムのおさらい
代金引換を有効にすると、注文レポートのカラムの末尾に以下の4つのカラムが追加されます。代引注文の行にはそれぞれ値が表示されます。
- payment-method(支払い方法)
代金引換注文の場合は"COD"と表示 - cod-collectible-amount(代金引換回収額)
配送業者を通じて購入者から代金回収する金額 - already-paid(先払い金額)
購入者がAmazonギフト券で支払った前払い額 - payment-method-fee(代金引換手数料)
代引手数料(現在一律315円)
代金引換とAmazonギフト券の組み合わせ
購入者は、商品を代金引換決済で購入する際に、商品代金の一部をAmazonギフト券で先払いすることができます。
この場合、クレジットカード払いなどと同様、先払い分は別途Amazonペイメントを通じてAmazonから出品者へ支払われますので、商品配送時に購入者から重複して代金を回収することがないよう注意が必要です。
代金引換回収額
では実際いくら分の代金回収を配送業者へ指示すればよいでしょう?
答えは簡単で、先払いの有無に関わらず、常にcod-collectible-amount(代金引換回収額)に表示される金額を回収します。代金引換回収額には、商品代金や代引手数料を含む購入者が負担する総支払額から、Amazonギフト券による先払い額を引いた、代金引換で回収すべき金額が表示されます。
総支払額=商品代金+配送料+ギフト包装料(ギフト適用時)-プロモーション割引額(プロモーション適用時)+代引手数料(代金引換の場合)
代金引換回収額=総支払額-先払い額
複数商品を含む代金引換注文
1つの注文に複数注文が含まれる場合、注文レポートではそれら商品が複数行に別れて表示されます。
cod-collectible-amount(代金引換回収額)と already-paid(先払い金額)については、各商品行に注文レベルの金額が繰り返し表示されます。一方、payment-method-fee(代金引換手数料)は各商品行に按分されて表示され、各商品行の金額の合計が注文レベルの金額(現在一律315円)となりますのでご注意ください。