Partner SA 酒徳です、こんにちは。本日のやってみようシリーズは、New Relicに関する投稿です。先日ご紹介しましたDatadogと共にMonitoring as a Serviceで注目を集めるSaaSの一つですね。こちらもMonitoring as a Serviceをご検討の方、必見です!New Relicの説明は国内で代理店をされています日商エレクトロニクスの友近さんにご紹介頂きます。
みなさんこんにちは。日商エレクトロニクスの友近です。このたび、弊社ではNew Relicの取り扱いをはじめました。
ところで、みなさんはNew Relicをご存知でしょうか。New RelicはSaaS型の監視・分析サービスで、インフラからアプリまで、フルスタックでモニタリングできるDevOps実現への頼もしいサービスです。本日のやってみようシリーズでは、New Relicの基本的な使い方について説明します。
最初に、New Relicをお試し頂くには弊社フォームから無料トライアルをお申し込みください。 PROプランのサービスを30日間無料でお試し頂くことができます。 30日を経過しても自動的に無料(LITE)プランが適用され、機能は制限されますが継続して利用が可能です。提供プランの詳細については、こちらを確認ください。
今回は申込完了後から監視開始までの手順についてご紹介します。
- お客様用New Relicサイトへの初回アクセス、アカウント情報及びパスワードの変更手順
- New Relic APMのAgentインストール手順
- New Relic InfrastructureのAgentインストール手順
- まとめ
1. お客様用New Relicサイトへの初回アクセス、アカウント情報及びパスワードの変更手順
1-1.前準備
弊社無料トライアルフォームからのトライアル申込完了後に、以下のメール(New Relic 30日間お試し登録およびアカウント発行のお知らせ)が届きます。
<<New Relic 30日間お試し登録およびアカウント発行のお知らせ>>
ご登録頂いたEmailアドレス:(Emailアドレス)
暫定パスワード:(アカウント名)
暫定アカウント名:(アカウント名)
アカウントID:(アカウントID)
フリートライアル終了日:(フリートライアル終了日)
お客様用New Relicサイト: https://rpm.newrelic.com/accounts/(アカウントID)/
New Relicの管理画面にはブラウザでアクセスします。推奨ブラウザは下記の通りとなります。
- Chrome (Google): Linux, Mac, Windows
- Firefox (Mozilla): Linux, Mac, Windows
- Edge (Microsoft): Windows
- Safari (Apple): Mac
1-2. お客様用New Relicサイトにアクセス
New Relic管理画面には“お客様用New Relicサイト”をブラウザのURL欄に貼り付けてアクセスします。
内容をご確認の上、問題なければ”I agree”ボタンを押下して次に進んでください。下記の画面が表示されます(この画面に表示されている各画面に移動する前にアカウント情報等を設定します)。
1-3.アカウント情報の変更
ここでは初期ユーザ名、初期パスワードの変更方法、License Keyの確認方法、タイムゾーンの変更方法について説明します。
右上のプルダウンからAccount Settingsを選択して開きます。
Account Settings画面が表示されます。ここではAccount Name(アカウント名)、タイムゾーン等が変更できます。 Account Nameは英数字のみのサポートとなります。またLicense Keyの情報は本画面から確認できます(後々の設定変更等で使うことがあるため控えておくと楽です)。 License Keyは各種エージェントをインストールする際に必要です。日本でご利用の場合、タイムゾーンは”(GMT+9:00) Tokyo”に変更しておきましょう。
1-4. パスワードの変更
パスワードの変更はUser Preference画面で行います。右上のプルダウンから User Preferenceを選択して開きます。
User Preference画面が表示されます。メールに記載の暫定パスワードからお客様任意のパスワードに変更してください。
2. New Relic APMのAgentインストール手順
New Relic APMとは、アプリケーションのパフォーマンスを監視するサービスです(Application Performance Monitoring)。 Webサイトのパフォーマンス劣化の原因となるエラーコードやスロークエリなども検出できるサービスです。
対応言語としてはJava、Ruby、Python、PHP、node.js、Microsoft .NET、Goに対応しています。
監視をはじめるにはアプリケーションが稼働するサーバ上にNew Relic APMのAgentをインストールします。 Agentは監視対象となるアプリケーションが稼働する実行環境ごとにインストールする必要があります。 例えばあるWebシステムを監視したいとき、監視対象にしたいアプリケーションサーバすべてにAgentをインストールします。
今回は監視したいアプリケーションがRubyである場合を例に説明します(言語によってインストール手順が若干異なりますのでご注意ください)。
上のバーからAPM(①)をクリックし、AMPの開始画面(Welcome YOU let’s get started!)を開きAPM(②)をクリックします。
Rubyのアイコンをクリック。
Ruby Agentのインストール手順の案内画面(Get started with New Relic)が表示されます。
表示される手順に従ってお使いの環境でインストールを進めます。
ステップ1)license keyの表示(控えておいた値と同じであることを確認)
ステップ2)環境を選択すると、サーバへのインストールコマンドが表示されます。コピー&ペーストでターミナルに貼り付けます。
インストール完了後、APMの画面にアプリが追加されていればOKです(下図は例)。監視はスタートしています。APMの詳しい使い方は次回以降にご説明します。
3. New Relic InfrastructureのAgentインストール手順
New Relic New Relic Infrastructureは個別のサーバの監視から複数のサーバをまとめてひとつのコンピュータリソースとして監視できる便利なサービスです。
物理/仮想問わずLinux(RHEL系/Ubuntu系)、Windows Serverに対応しています。最初に、監視対象とする各サーバにインストールしてください。
以下はLinuxにインストールする例です。上のバーからInfrastructureを選択すると以下の画面が表示されます。”Start my 30 day free trial”を押下して進めます。
監視対象のプラットフォームを選択します(画面はRHEL系Linuxの場合)。
次にNew Relic Infrastructure Agentのインストール手順が表示されます。(ディストリビューションごとにコマンドが異なります)。
インストール作業は以上です。インストール完了後以下のような画面がでればOKです。 監視はもうはじまっています。追加の設定は不要です。詳しい使い方は次回以降ご紹介しますので楽しみにお待ちください。
4. まとめ
いいかがでしたでしょうか。 これだけの手順でアプリおよびインフラのフルスタックの監視を始めることができます。 一般的な監視ツールのように個別の監視設定をする必要がありませんので、AWSのようなダイナミックにインフラ構成が変化するような環境での利用に最適です。
例えばNew Relic APMの場合、Agentインストール済みの実行環境をECSのようなコンテナでパッケージングしたり、New Relic Infrastructureの場合、Agentインストール済みのAMIを作っておくと、個別のインストールの手間が省けて、よりダイナミックな展開が可能になります。
次回からはAPMを使ったアプリケーションパフォーマンスの可視化について詳しくご紹介します。次回もお楽しみに!
ライセンス体系とコスト
弊社からトライアルを申込みいただくと30日間有料(PRO)プラン全機能をお試し頂くことができます。30日を経過しても自動的に無料(LITE)プランが適用され、機能は制限されますが継続して利用が可能です。 トライアル期間内に有料(PRO)プランへの正式契約を頂いた場合、お試しいただいてるすべての機能を継続して利用でき、翌月1日から課金が開始されます。ちなみに、日本のお客様にじっくり検証していただけるよう、30日間という期間倍増の無料トライアルを設けさせていただきました。
有料(PRO)プランの料金体系はこちらになります。
5. お問い合わせ先
一般お問い合わせ先
製品情報や一般的なお問い合わせは以下からお願いします。
日商エレクトロニクス:New Relic製品情報
日商エレクトロニクス株式会社のWebフォームからどうぞ。
技術お問い合わせ先
技術的にご不明な点はサポートコミュニティに投稿して頂ければご対応します。New Relicの技術問い合わせに関する日本語でのオンラインWEBコミュニティになります。LITE(無料)およびNew Relic PRO(有料)プランを問わず、また日商エレクトロニクス契約ユーザおよび米国New Relic直接契約ユーザを問わず、公開の場で日商エレクトロニクスによる技術サポートを提供します。
日商エレクトロニクス:New Relic サポートコミュニティ
日商エレクトロニクス:New Relic FAQ
尚、有料版をご契約のお客様は電子メールによるOne to Oneサポートもご提供しております。
エンジニアブログ
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日商エレクトロニクス:New Relic 製品ブログ
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