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Amazon EFSを活用したSAPシステム構築

こんにちは、Partner SAの河原です。

Amazon EFSとは、一言で説明するとAmazon EC2からアクセス可能な完全マネージドなNFSで、6月末に一般提供が開始されたばかりの新サービスです。さっそく7月末にAWS BlackBelt Online Seminerも開催されましたので、EFSの技術詳細はAWS SA BlogのAWS Black Belt Online Seminar「Amazon EFS」の資料およびQA公開をご参照ください。

EFSの一般提供開始を受け、SAP Note 1656099 - SAP Applications on AWS: Supported DB/OS and AWS EC2 products(閲覧にはSAP社SユーザーID/Passwordが必要)が更新され、以下の文面が追加されました。

While it is ok to use Amazon Elastic File System (EFS) for sharing global file system directories (like /sapmnt or /usr/sap/trans), EFS must not be used for DB data files or log files due to serious throughput and latency constraints. For details, please see the SAP on AWS Implementation and Operations Guide.

本日は、このEFSをSAPシステムにも適用できるようになったという話になります。例えば、UNIX/Linux環境のSAP NetWeaver 7.0 ABAP Stack系のSAPシステムのディレクトリ構造は下図のようになっています。具体的には、SAPグローバルホストが共有する/sapmnt/<SID>と移送ディレクトリ/usr/sap/transにEFSを利用することができます。このメリットは、分散構成時やHA構成時に複数サーバーから同一ディレクトリをマウントする際のSPOFがなくなること、開発・検証・本番環境間で移送ファイルをExport/Importする際に単一のディレクトリを簡単に共有できること、などが挙げられます。

SAP_Direcotry

 

実際にSAPインストールを行ってみました。まずはEFSからそれぞれ/sapmnt/<SID>用と/usr/sap/trans用のファイルシステムを作成します。

SAP_EFS01

 この作成したファイルシステムをOSからマウントします。今回はSLES 12 SP1上にSAP NetWeaver 7.5 / SAP ASEを構築していきます。

sapefs:~ # sudo mount -t nfs4 -o nfsvers=4.1 $(curl -s http://169.254.169.254/latest/meta-data/placement/availability-zone).fs-84a04a4d.efs.eu-west-1.amazonaws.com:/ /sapmnt/AWS
sapefs:~ #
sapefs:~ # sudo mount -t nfs4 -o nfsvers=4.1 $(curl -s http://169.254.169.254/latest/meta-data/placement/availability-zone).fs-9ba04a52.efs.eu-west-1.amazonaws.com:/ /usr/sap/trans
sapefs:~ #
sapefs:~ # df -h | grep sap
eu-west-1a.fs-84a04a4d.efs.eu-west-1.amazonaws.com:/ 8.0E 0 8.0E 0% /sapmnt/AWS
eu-west-1a.fs-9ba04a52.efs.eu-west-1.amazonaws.com:/ 8.0E 0 8.0E 0% /usr/sap/trans

8エクサバイトという大容量が割り当てられていることがお分かりいただけます。必要に応じて/etc/fstabにも明示的にマウント情報を設定します。準備ができましたので、SAP SWPM(Software Provisioning Manager)から従来通りSAPインストールを行っていきます。

SAP_EFS02

問題なくSAPバイナリファイルが/sapmnt/<SID>に展開されていっていますね!インストールが終わったら、SAP GUIでログインしてみます。トランザクションコードAL11でSAPディレクトリを確認してみました。

SAP_EFS03

OS上でもSAPバイナリ分の使用量を確認することができました。

sapefs:~ # df -h | grep sap
eu-west-1a.fs-84a04a4d.efs.eu-west-1.amazonaws.com:/ 8.0E 862M 8.0E 1% /sapmnt/AWS
eu-west-1a.fs-9ba04a52.efs.eu-west-1.amazonaws.com:/ 8.0E 0 8.0E 0% /usr/sap/trans

 

SAP on AWSも新サービスの登場により構成のパターンが増えています。ベストプラクティスもどんどん変わっていきますので、最新の最適構成について興味のある方はぜひご相談いただければと思います!

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