AWS Partner SA ブログ

ESPカタログ PDF版の便利な使い方

こんにちは、Partner SA松本です。
今回はESPカタログ(Ecosystem Solution Pattern Catalog)のPDF版についてご紹介したいと思います。

ESPカタログのカラーPDF版はこちらからダウンロード頂けます。

AWS Summit Tokyo 2015でESPカタログ冊子を配布し始めましたが、１ヶ月も経たずに8,000部以上の在庫が無くなりました。ESPカタログとは全320ページ、16カテゴリ、150以上のAWS対応ソフトウェア製品/ソリューション/SaaSが掲載されたカタログです。各製品のAWS上での構成、対象ユーザーや効果、特徴、事例、ライセンス体系や費用などが分かりやすくまとまっていますが、そのPDF版のご紹介です。

下記がMacOSでPDFを開いた際の画面キャプチャとなりますが、冊子版と異なりカラーでより見やすくなっています。また2ページ表示とすると1製品が見開きで冊子版のような見栄えになります。もちろんWindows環境でも同じような形で利用出来ます。

 

もちろんですが電子版ではキーワード検索も可能ですので、検索したい会社名や製品名、製品の特徴(例えばERP, バックアップ、WAF, HA/DRなどのヒント)などでのソリューション検索も可能です。また、目次機能(Windows OSだと"しおり")を利用頂くと各カテゴリに簡単に移動することができるので、使い勝手が向上していると思います。

 

各製品ページは下記のような配置で色々な情報が記載されていますので、必要な情報を効率良く確認頂くことができます。

 

本書の最後には各カテゴリ毎の製品別索引と会社名別索引も用意していますので、一覧で確認したい場合は便利です。

 

繰り返しとなりますが、ESPカタログの電子版(PDFカラー版)はこちらからダウンロード頂けます。

ESPカタログの冊子や、ダウンロードサイトからPDF版を入手頂き、皆様のビジネスにご活用頂ければ幸いです。ESPカタログに掲載していない製品に関してもPartner SAブログでご紹介していきます。

今後も色々とESPを進化させていきたいと考えていますので、引き続き宜しくお願い致します。

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エコシステムソリューション部 部長
パートナーソリューションアーキテクト
松本 大樹  

[ESP for AWS] 透明性ガイドライン情報公開Webサービス (株式会社 電通国際情報サービス) のご紹介

みなさま、こんにちは。パートナーSA井上です。
22日からのISID様週間もいよいよ最後のサービス紹介となります。
本日は「透明性ガイドライン情報公開Webサービス」のご紹介です。
"透明性ガイドライン"とは製薬・医療業界において企業と医療機関の関係性を明らかにすることにより信頼性を向上させるガイドラインとなります。
この業界ルールに準拠した形でWebで情報公開可能なISID様のクラウドサービスをご紹介頂きます。

ISID様週間
第一弾：「BusinessACXEL for SAP ERP」
第二弾：「Hyperion on CLOUDiS」
上記も併せてご覧ください。

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会社名: 株式会社電通国際情報サービス

製品 / ソリューション名: 透明性ガイドライン情報公開Webサービス

会社 / 製品ロゴ:

システム構成図:

製品/ソリューション概要:
■製品 / ソリューション説明
透明性ガイドライン情報公開Webサービス（以下、本サービス）は、製薬会社様や医療機器メーカー様の業界にて策定されている透明性ガイドライン（※）に対応した、低コストで開示、運用することができる情報公開Webサービスです。
高度なセキュリティが確保されたAWS上に、1段階と呼ばれる閲覧の他、2段階と呼ばれる申請による閲覧や承認・管理機能、公開データのセキュリティ強化機能を持つ情報公開の仕組みをマルチテナント型のアプリケーションとして提供しています。



本サービスは、高度なセキュリティ要件を、低コストかつ短期間で構築する必要がありました。AWSのセキュリティや運用は、ホワイトペーパーでわかりやすく公開されており、多くの顧客から早期に信頼を得る事ができました。
サービスプロバイダーとしても、要件を満たしたサービスを予定通り提供する事ができ、多くの企業にご採用いただく事ができました。

■特長
（1）共同利用型による低コストサービス
各企業にて透明性ガイドラインに対応した情報公開の仕組みを作る（持つ）のではなく、共同利用型の情報公開サービスにすることで、各企業の負荷軽減と低コストサービスを実現します。

（2）コミュニティによる情報の共有
ご契約頂いた企業様に対して、共同利用頂いている企業名を共有します。ご要望に応じてユーザー企業様同士でのコミュニティの場を提供させていただきます。

（3）柔軟なガイドライン対応
ガイドライン方針の見直し等、仕様変更があった場合、契約企業様のコミュニティなどでディスカッションを行い、機能の見直しを行います。共通負担頂くことで安価にシステム変更頂くことが可能です。簡易的な仕様変更の場合は、費用負担なくシステム変更させていただきます。2014年度にいただいたご要望についても対応中です。

（4）業界統一による利便性と透明性の向上
業界としての統一したユーザービリティとセキュリティによる、利用者の利便性と透明性の向上が期待できます。

※透明性ガイドラインとは
日本製薬工業協会（製薬協）、日本ジェネリック製薬協会（GE薬協）、日本医療機器産業連合会（医機連）、日本臨床検査薬協会（臨薬協）などの団体にて策定された業界のガイドラインです。製薬会社や医療機器メーカーと医療機関、医療関係者との産学連携活動において支払われた報酬情報等をWeb上に一般公開し、その透明性や信頼性を確保するために実施されています

システム要件/利用するAWSサービス:
Amazon EC2
Amazon S3
Amazon Elastic Load Balancing
Amazon Route53

AWSでの導入実績:
70社以上（2015年6月現在）
http://www.isid.co.jp/solution/lifescience/toumeisei.html

費用:
下記の問い合わせ先からお問い合わせください。

その他情報:
製品紹介URL　
http://www.isid.co.jp/solution/lifescience/toumeisei.html

お問い合わせ先:
株式会社電通国際情報サービス
ビジネスソリューション事業部
クラウドサービス営業部
E-mail: [email protected]
TEL: 03-6713- 6167

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エコシステムソリューション部
パートナーソリューションアーキテクト
井上 和英 （いのうえ かずひで）

[ESP for AWS] Hyperion on CLOUDiS (Oracle Enterprise Performance Management) (株式会社 電通国際情報サービス) のご紹介

みなさま、こんにちは。パートナーSA井上です。
ISID様週間中日にお届けするのは「Hyperion on CLOUDiS」です。
「Oracle Hyperion Financial Management」、「Oracle Hyperion Planning」をAWSクラウド上で活用できるソリューションです。

第一弾：「BusinessACXEL for SAP ERP」もご一緒にご覧ください。

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会社名:  株式会社電通国際情報サービス

製品 / ソリューション名:
Hyperion on CLOUDiS (Oracle Enterprise Performance Management)

会社 / 製品ロゴ:

システム構成図:

製品/ソリューション概要:
■製品 / ソリューション説明と特徴:
（1）グローバル化するグループ経営管理ニーズに柔軟に対応
「Oracle Enterprise Performance Management」に最適化された環境をあらかじめAWS上に用意することにより、様々な業務規模とグローバルでの利用に対して最適な環境をスピーディに提供します。またAWSの高い拡張性により、システム導入後も経営戦略に応じて大きく変化する業務要件へ柔軟に対応することが可能です。さらに、AWSの高い可用性と弊社監視サービスにより、システム全体の高い可用性と耐障害性を実現します。

（2）豊富な業務ノウハウに基づく導入テンプレートを提供
ISIDは国内での「Oracle Enterprise Performance Management」導入においてトップクラスの実績を重ねており、このノウハウをもとに、コンサルティングや各種ロジック、製品コンポーネントなどを組み合わせた独自の導入テンプレート「Premium for Hyperion」を提供しています。本サービスにおいても、このテンプレートの活用により、業種業態を問わず、単体からグローバルでのグループ経営管理まで、様々なニーズに応じた経営管理システムを、より短期間で安価に構築・提供します。

（3）運用負荷を低減する支援サービスを提供
本サービスでは、ISIDグループの統合監視・運用管理システムサービス「AOSMS」による監視・運用支援サービスを併せて提供します。これにより、ユーザー企業のインフラ運用負荷を低減し、運用コストを削減することが可能です。

■「Hyperion on CLOUDiS」として提供する各パッケージの概要
「Oracle Hyperion Financial Management」
企業グループの財務連結/管理連結、レポーティング、分析の機能を提供する、Webベースの包括的アプリケーションです。実績はもちろんのこと、予算・予測、その他の指標にいたるまで、一元化された経営情報を全社に提供し、経営管理のレベルアップを実現します。

「Oracle Hyperion Planning」
経理・財務部門をはじめ、事業部門を含む組織全体の戦略的な予算編成プロセスをサポートします。予算と実績の対比分析、指標分析、多軸分析など、経営管理ニーズに併せたソリューションを提供します。

■対象ユーザーと導入効果:
近年の企業のグローバル展開加速に伴い、海外を含めたグループ経営の手法が多様化しており、管理会計や予算編成をはじめとする経営管理システムへの要求もより高度になっています。例えば、グローバルレベルでのダイナミックな事業戦略の転換や拠点の新設、新たな経営分析指標の導入などを、経営管理システムに迅速に反映させるには、データ量や計算処理量の急激な増加にも柔軟に対応できるパフォーマンスや拡張性が求められ、これまでのように自社システムでの運用では対応が困難になりつつあります。

「Hyperion on CLOUDiS」は、多くの企業でご採用いただいているオラクル社のグループ経営管理ソリューション「Oracle Enterprise Performance Management」のうち、「Oracle　Hyperion Financial Management」、「Oracle　Hyperion Planning」をAWS（アマゾン ウェブ サービス）上で構築・提供することにより、多様化・拡大する企業のグループ経営管理ニーズに的確にお応えするクラウドサービスです。 業務負荷に合わせた柔軟に変更可能なサイジングにより、無駄なインフラ投資を抑える事が可能で、開発環境の構築や、BCP対応などにも活用できます。

※「CLOUDiS」は、ISIDグループが提供するクラウドサービスのブランド名です。

システム要件/利用するAWSサービス:
■AWSサービス:
EC2, S3, VPC

AWSでの導入実績:
・鉄鋼製品製造業様
Oracle Hyperion Planningの動作環境を早期に構築することで、早い段階でのプロトタイピングを実施。従来のシステムで課題となっていた処理速度について、複数のインスタンスタイプで検証し、最適なスペックの選択と速度改善を実現

・化学製品製造業様
Oracle Hyperion Financial Managementの動作環境を早期に構築し、短いプロジェクト期間でIFRSベースのグローバル連結システムを構築。また、弊社監視センターと運用サポートサービスを活用し、システム運用のアウトソーシングを実現

費用:
弊社までお問い合わせ下さい。

・資料請求フォーム
https://www.isid.co.jp/contact/c_solution.html

その他情報:
・弊社ホームページ
http://www.isid.co.jp/solution/group/h_solutions.html

・日本オラクル株式会社
http://www.oracle.com/jp/index.html

お問い合わせ先:
株式会社電通国際情報サービス　
ビジネスソリューション事業部
E-mail：[email protected]
TEL：03-6713-7100
FAX：03-6713-9923

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エコシステムソリューション部
パートナーソリューションアーキテクト
井上 和英 （いのうえ かずひで）

 

 

 

[ESP for AWS] BusinessACXEL for SAP ERP (株式会社 電通国際情報サービス) のご紹介

みなさま、こんにちはパートナーSAの井上です。
今週は先月に引き続き電通国際情報サービス様の製品を３つ紹介させて頂きます。
まず最初は「BusinessACXEL for SAP ERP」です。ERPソフトのデファクトスタンダードであるSAPを月額利用できる画期的なソリューションです。

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会社名:  株式会社電通国際情報サービス

製品 / ソリューション名: BusinessACXEL for SAP ERP

会社 / 製品ロゴ:

システム構成図:

製品/ソリューション概要:

■製品 / ソリューション説明と特徴:
「BusinessACXEL for SAP ERP(以下、BusinessACXEL)」は、グローバル導入実績No1.のERPソフトウェア、SAP ERPをベースとした短納期・低コストでの基幹システム構築を実現する、月額利用型クラウドERPサービスです。標準機能として、財務・管理会計から販売・購買・在庫管理、BI・ワークフローを搭載し、Amazon Web Services(以下、AWS)上でのご提供となります。

ソリューションの特徴は下記の3点になります。

①機能性
・BusinessACXELはグローバルシェアNo1.のSAP ERPにおける標準機能に対して、弊社独自の機能追加(入力支援、帳票等)をテンプレートとして付加し、初期導入時のアドオン開発工数ゼロを実現しております。また、各種監査対応においても証跡の取得が容易であり、業務の効率化・品質向上、コストの削減を実現できます。

・標準実装のBI機能においては、Microsoft社のSQL BI機能を活用した柔軟で再利用可能な弊社独自サービス(BusinessSPECTRE)を組み込んでご提供しております。標準レポートとして200種類以上の帳票出力ができ、活用頂くことが可能です。

・プラットフォームとしてAWSを採用することで、拡張性と信頼性の高いインフラ環境をご提供しています。システム運用アウトソーシングをご利用頂くことで、人的リソースの有効活用とともに、サーバー老朽化やアプリケーションのリプレイスといった煩わしさからも開放されます。

②シンプルな導入モデル
・最短3ヶ月間(会計・BI機能のみ)での基幹システム立ち上げを実現しております。導入の手順・作業内容が明確に定義されており、必要となるドキュメント類を含めサポートツール一式が全て揃っています。

・標準でご利用頂けるプロジェクト管理支援ツールによって効率的なプロジェクト推進を実現し、ツールを駆使することによって安全でタイムリーな情報共有を可能としています。

③拡張性
・豊富な標準機能に加え、ワークフロー機能や海外拠点への展開に関するオプションサービスを提供しています。会計およびBI機能に加え、販売・購買・在庫管理、ワークフロー等の機能拡張が可能です。更に、国内外におけるグループ会社へのシステム展開についても導入手法が整備されており、稼動後のグローバル運用サービスも充実した内容でサービス提供しています。

・グローバル拠点における各国会計基準や複数通貨における会計管理が可能となっており、連結データ収集業務の効率化による開示期間の短縮にも寄与し、会社を跨る横断的な財務レポート等を出力することができます。

【BusinessACXEL標準でサービス提供可能な機能マップ】

■対象ユーザーと導入効果:
・BusinessACXELは日英中3ヶ国語に対応したグローバルサポート提供可能なクラウド型ERPサービスです。ご利用ユーザー数は、1社当たり10～150名(151名以上は個別ご相談)を想定したサービスとなっております。サービスご利用にあたってのシステム化ポイントとその導入メリットは下記の通りです。

【BusinessACXEL ご採用のポイントとメリット】



・ BusinessACXELにて提供するサービスの基本機能はSAP ERPとなりますが、BI機能においては下記イメージの通り、柔軟なUIでWEB上およびエクセルファイル形式でレポート出力が可能となっています。

グループ会社横断レポートから、個社の会計仕訳までドリルダウンが可能となっており、セグメント別・地域別などの切り口で経営状況を分析し、事業戦略の策定や施策結果評価にご活用いただくことができます。

【BusinessACXEL BI機能のレポートイメージ】


・BusinessACXELをご採用頂くことで、将来的な展開を踏まえたシステム機能/導入手法/運用サポートを一元的にご享受いただくことが可能です。グローバルな事業展開を下支えする、グローバルワンソリューションとしてクラウドベースのサービスをご提供いたします。

【BusinessACXEL における海外展開への対応】

システム要件/利用するAWSサービス:

■システム要件:（2015年5月現在）
サーバー側：OS/Windows2008R2、ソフトウェア/SAP ERP ECC6.0
クライアント側：OS/WindowsXP、Windows2003Server以上
※別途BusinessACXELサービス仕様書にて詳細要件の記載。

■AWSサービス:
EC2, EBS,S3, AMI,  VPC,(DirectConnect)

 
AWSでの導入実績:
非公開

費用:
初期費用：個別御見積り
月額費用：
別途お問い合わせください。（基本料金およびオプション料金の設定あり）

その他情報:


サービス紹介URL:
http://www.isid.co.jp/acxel/

お問い合わせ先:
株式会社電通国際情報サービス　
ビジネスソリューション事業部
E-mail：[email protected]
TEL：03-6713-7100
FAX：03-6713-9923
窓口：荻野 博裕樹(ｵｷﾞﾉ ﾋﾛﾕｷ)


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エコシステム ソリューション部
パートナー ソリューションアーキテクト
井上　和英

 

[ESP for AWS] LanScope Cat (エムオーテックス株式会社)のご紹介

Partner SAの榎並です。ESP(エコシステム ソリューション パターン)として、本日はエムオーテックス株式会社様よりIT資産管理・セキュリティ対策ツールである、LanScope Catについてご紹介頂きます。

会社名:  エムオーテックス株式会社

製品 / ソリューション名: 　LanScope Cat

 

システム構成図:

製品/ソリューション概要:

　LanScope Catは、IT資産管理・セキュリティ対策・ライセンス管理を行うことができるネットワーク統合管理ツールです。発売以来多くのユーザー様に導入いただいており、2015年4月時点で国内8,000社の企業に採用頂き、IT資産 / PC構成管理ソフトウェア部門では10年連続シェアNo.1（※1）を獲得しています。また、導入後のサポートも充実しており、92％のユーザー様が毎年保守を更新し、使い続けています。

※1：富士キメラ総研「2014年ネットワークセキュリティビジネス調査総覧 上巻」の「IT資産/PC構成管理ソフトウェア」分野

 

【特徴】

LanScope Catはクライアント/サーバー型のシステムですが、長年で培った技術力でネットワーク負荷の軽さはもちろん、ログの保存容量を含めたクライアントへの負荷も軽いため、環境に依存することなく運用することができます。また、最大4万台の稼働実績があり、業種・規模問わず導入いただいています。

クラウド環境にも対応しており、マネージャーをAmazon  EC2に構築することができます。インターネット回線（専用回線不要）でPCの資産情報・操作ログの自動収集、ファイル配布やデバイス制御が可能となるので、外出先で利用されているPCや海外拠点のPCでも最新情報を管理し、常にセキュアな環境を保てます。

また、Amazon WorkSpacesにも対応しており、在宅勤務を含めた様々なワークスタイルにおいても業務状況を可視化し、セキュリティポリシー違反がないかを一元管理することができます。

 

システム要件/利用するAWSサービス:

Amazon EC2、Amazon WorkSpaces

 

AWSでの導入実績:

マスプロ電工株式会社 様
LanScope CatをAWSに構築し、インターネット回線経由で国内50拠点・海外2拠点を含めた700台のPCを管理し、ライセンス管理と情報漏えい対策を実施しています。

http://www.lanscope.jp/cat/case/casedetail/case025/

 

費用:

パック1000（ログ管理・資産管理・Webアクセス制御・デバイス制御）10ライセンス：39万6000円～（税・保守費別）

※詳細はお問い合わせください。
https://www.lanscope.jp/cat/estimate/

 

 

その他情報:

製品サイト：http://www.lanscope.jp/cat/

  

お問い合わせ先:

担当：エムオーテックス株式会社　営業部

E-Mail: [email protected]
TEL: 0120-968995
http://www.motex.co.jp/

 

[OpsJAWS] CloudTrailによる操作ログ監視

AWS CloudTrailイベント監視の目的

AWSではインスタンスやセキュリティグループなど、ほぼすべてのリソースの準備、設定がAPIを経由して実行される。 そのためオペレーションにより実行されるAPI管理がクラウド運用の上で重要となる。

AWS CloudTrail は、アカウントの AWS API 操作イベントやAWS マネジメントコンソールへのログインなどのNon APIイベントを記録し、ログファイルを送信するサービスである。AWS上のシステム運用中に、予期せぬAWSの操作が行われると、課金やセキュリティなどにおいて大きく影響を与える可能性がある。そのため、これを検知しアラートを上げることが求められる場合ある（短期的な目的）。(*1)

通常AWSの各種操作には、必要な権限のみを付与したIAMユーザのみを関係者に解放し利用するが、付与した権限が適切かの確認や、権限の付与のみでは制限できない細かな操作を抑制、また実際に権限を持ったユーザが想定された通りの運用を行っているかどうかの監査も必要となる。 

(*1) AWS CloudTrailログの使い方には、他にも、障害解析利用の中期的な目的、トレンド分析といった長期的名目的の3点に分けられる。このシステム監視のセクションでは、危険な操作に対するアラートといった短期的な目的に限定して解説する。中長期目的の内容については、別セクションで解説する。

• AWS CloudTrailイベントの監視

大きく次の２通りの方法がある。

1. CloudWatch Logsを利用した監視

CloudTrail が取得した イベントのログは、指定した CloudWatch Logs ロググループの CloudWatch Logs ログストリームに送信できる。CloudWatch Logsログストリームに送られたログに対しフィルターをかけてアラームを送信可能とする。設定方法や、フィルターのサンプルについては、以下のURLを参照。

Sending CloudTrail Events to CloudWatch Logs

http://docs.aws.amazon.com/awscloudtrail/latest/userguide/cw_send_ct_events.html

Creating CloudWatch Alarms for CloudTrail Events: Examples

http://docs.aws.amazon.com/awscloudtrail/latest/userguide/cw_create_alarms.html

2. 外部ツール/サービスを利用した監視

CloudTrailが取得したイベントのログは、AWS CLIなどAWSのAPI経由でも取得可能である。通知する機構やログの集約、業務カレンダなどの外部ツール/サービスの持つ機能と連携・統合したい場合は、独自でCloudTrailから取得したイベントからログ監視などの外部ツール/サービスの機構をつかって監視する。外部ツールからの取得方法は2つある。 

●S3バケットからログファイルを取得する

API 操作のログはS3バケットにリージョン毎にオブジェクトとして作成される。保存先のバケット名とキーを取得した後に、実際にS3にアクセスしてファイルをダウンロードし中身を確認する。　

（コマンド実行例）

aws cloudtrail describe-trails

●イベントルックアップを利用する

AWS CloudTrailでは、イベントルックアップを使用して直近のイベントを取得できる。取得期間も指定でき、S3へのファイルアクセスも必要もないため、簡易に確認する場合にはこれを利用することが有効である。 

aws cloudtrail lookup-events

Viewing CloudTrail Events with the AWS CLI

http://docs.aws.amazon.com/awscloudtrail/latest/userguide/viewingcloudtraileventscli.html 

AWS CloudTrailのイベントについては、以下のURLを参考。

http://docs.aws.amazon.com/awscloudtrail/latest/userguide/event_reference_top_level.html

• ユースケース①　未承認のEC2作成

EC2の生成と削除は請求料金に大きく影響する。不要なEC2作成を検知したい場合は、次のようなパターンマッチで検知を考える。

• eventNameの利用
• Run*|Create*|Launch*による検索
• Delete*|Terminate*による検索

ユースケース②　セキュリティグループの変更

アクセスコントロールの変更は運用後のシステムでは非常に重要な事項である。次のようなパターンマッチで検知を考える。

• AuthorizeSecurity*による検索
• CreateNetworkAclEntroy*による検索

また、特に注意すべき事項を監視するという手段もある。

• 0.0.0.0/0　のようなParameter
• "fromPort": 0 "toPort": 65535

 ユースケース③　権限のないアクセス

認証の失敗によるエラーの抽出もセキュリティの観点で重要である。次のようなパターンマッチで検知を考える。

• errorCodeの利用
• Unauthorized*による検索
• AccessDenied*による検索

他にも、AWSマネジメントコンソールへのログインを監視するといったことも考えられる。

ログのフィルタリング機能等詳細に関しては、ログ運用の章で詳細説明する。

→OpsJAWSメインページはこちら。

第1回 SAP on AWS CoE ミーティング開催！

突然ですが、CoE (Center of Excellence) という言葉をご存知でしょうか？情報システム用語辞典によると”先端科学やハイテクなどにおいて、特定分野に集中して高度な研究・開発活動を行い、人材および産業の創出・育成の中核となる研究拠点のこと。”と定義されております（※1）

APNパートナー様の中でSAPシステムのコンサルティングや導入を行っている会社様に「SAP on AWS の CoE」 を構築して頂いており、その数もかなり増えてまいりました。昨年はCoEパートナー様中心にSAP Japan様と共同で先端検証なども実施させて頂き、新しい取り組みをドンドン実施しております。
ここ1年ほどはCoEは各社様で活動して頂いておりましたが、今後は横つながりを構築して頂こうということで、普段はコンペになりそうな会社様にご参加いただき「第1回 SAP on AWS CoE ミーティング」を開催させて頂きました。

【ご参加いただいたパートナー様】
TIS株式会社
アクセンチュア株式会社
アビームコンサルティング株式会社
株式会社 NTTデータグローバルソリューションズ
株式会社 クニエ
株式会社 電通国際情報サービス
株式会社 日立システムズ
株式会社 日立ソリューションズ
株式会社 日立製作所
株式会社 野村総合研究所
三井情報株式会社
他
（アスキーコード順 敬称略）

当日はセミナー方式の1次会と懇親会を実施しました。
セミナーでは、2014年度のCoE活動振り返り、2015年度の活動計画・今後のロードマップなどを共有させて頂きました。懇親会では各社活発に名刺交換・交流をして頂き、普段では構築できないつながりや情報の交換をして頂けたようです。

（懇親会の様子）

さて、本ミーティングの盛り上がりを持ってAWS Summit Tokyo 2015に突入したわけですが、 本年のAWS Summit Tokyoもおかげさまで大盛況のうち2日間の日程を無事終了しました。もちろんSAP on AWSに関する情報も発表して頂いております。

まずは、AWS Summit の直前の6月1日にSAPジャパン様から

「SAPジャパン、アマゾン ウェブ サービス上で稼働するSAP製品の導入企業が100社を突破したことを発表」

というプレスリリースがでましたが、弊社社長である長崎のKeyNoteセッションでもそのことを取り上げさせて頂きました。
また、ユーザ様ご登壇の中でオンワード樫山様、旭硝子様にSAP on AWSの話を取り上げて頂きました。

ますます盛り上がる SAP on AWS 。昨年はNTTデータグローバルソリューションズ様にはSAP on AWSのコンピテンシーを日本のパートナー様では第一号として取得して頂きましたし、TIS様にはSAP on AWS のTest Driveを(※2)作成頂いております。

今後も SAP on AWS が数百社・数千社と導入が進むように、CoEをはじめとするAPNパートナー様にご協力頂き新しい試みを実施して行きます。
SAP on AWS にこれからもご注目ください！

※1...情報システム用語事典：センター・オブ・エクセレンス（せんたー・おぶ・えくせれんす）参照
※2...AWS Test Drive：SAPをはじめ様々なパートナー様ソリューションを無料でお試しいただけるサイト

 

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エコシステムソリューション部
パートナーソリューションアーキテクト

[ESP for AWS] C-nu@ge Enterprise Cloud+ SaaS型WAFサービス (株式会社 シーエーシー) のご紹介

皆様、こんにちは。パートナーソリューションアーキテクトの井上です。
先週のAWS Summit Tokyo 2015も凄い盛り上がりでしたね！
AWS Summit Tokyo 2015ではパートナー様のソリューションを集めたESPカタログを配布させて頂きましたが、掲載しきれていないソリューションも多くございます。
本日はそんな製品の一つである株式会社シーエーシー様のC-nu@ge Enterprise Cloud+のSaaS型のWAF(Web Application Firewall)をご紹介いたします。

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会社名:   株式会社シーエーシー

製品 / ソリューション名:  C-nu@ge Enterprise Cloud+ SaaS型WAFサービス

 

システム構成図:

◆C-nu@ge Enterprise Cloud+ SaaS型WAFサービス

製品/ソリューション概要:

「C-nu@ge Enterprise Cloud+ SaaS型WAFサービス」(以下、SaaS型WAFサービス)は、Webアプリケーション通信(http/https)を監視し、脆弱性を突いた攻撃からWebアプリケーションを防御するWAF（Web Application Firewall）をSaaS型で提供します。月単位での料金支払いにより導入コストを抑えるとともに、ロジカル分析エンジンを搭載したWAFの採用により、メンテナンス作業の運用負荷を軽減し、未知の攻撃からも企業のWebサイトを保護します。本サービスは「C-nu@ge Enterprise Cloud+」のオプションサービスとして提供します。

 

◆SaaS型WAFサービスの主な機能/サービス

1)    簡単導入
SaaS型サービス提供のため、インフラの設計、ソフトウエア導入などは不要です。
また、リバースプロキシ型WAFのため、Webサーバーのサービスを停止する事なく導入できます。

2)    簡単運用
冗長化された構成を採用しているため、サーバー障害時にもサービスを継続できます。万が一インフラ障害発生時にもお客様の対応作業は必要ありません。

3)    ロジカル分析エンジン
第三世代の検知方法と言われるロジカル分析エンジンを搭載したWAPPLESを採用し、ルールベース検知を行います。
お客様はシグニチャベース型WAFにありがちな煩雑なメンテナンス作業から解放されます。

4)    WAF管理コンソールをご提供
お客様自身で、適用ルールの設定変更、検知ログの統計情報のレポート出力、リアルタイム検知ログの閲覧を行うことができます。

◆Web攻撃検知の種類
4つのソリューションを提供することで、様々なWeb攻撃からお客様のWebシステムを安全に保護いたします。

1) Webハッキング遮断ソリューション
Webアプリケーションレベルの攻撃の遮断(インジェクション、XSSなど)

2) 情報漏えい防止ソリューション
検証メカニズムを採用した正確な個人情報検証(クレジット番号の暴露など)

3) 不正ログイン防止ソリューション
Brute Force Attackのような総当たり型攻撃の遮断

4) Web改ざん防止ソリューション
改ざんを目的とした攻撃に対応し、Webサイト／DBのセキュリティを確保

◆導入効果
・第三世代の検知方法といわれるロジカル分析エンジンを搭載したWAPPLES(注1)の採用により、メンテナンス作業の運用コストを大幅に抑えることができます。

・SaaS型なので、ご利用のお申込みをいただいてから短期間で、PCIDSS 1.2適合の高度なWAFサービスを低価格な月額料金でご利用いただけます。

・リバースプロキシ型WAFなので、現状のWebシステムを停止することなく導入可能です。

◆ルール

WAPPLESルール(注1)	説明
バッファオーバーフロー	Webサーバーに対しメモリ上Bufferをオーバーさせるような制限値より大きなサイズのデータを遮断
クッキーポイズニング	認証情報のような重要なデータが含まれているCookieの認証のためのMAC(Message Authenticity Code)より判断をし、改ざんを遮断
クロスサイト スクリプティング	クライアント側にて実行可能な悪意あるスクリプトコードを挿入する試みを遮断
ディレクトリリスティング	Webサーバーのファイル、ディレクトリのトポロジー(構造)の外部漏洩を遮断
エラーハンドリング	Webサーバー、WAS、DBMSサーバーなどの情報が含まれているエラーメッセージを遮断.
エクステンション フィルタリング	悪意あるユーザーより利用される恐れのある拡張子を持つファイルへのアクセスを遮断
ファイルアップロード	Webサーバー側にて実行可能なファイルのアップロードを遮断
インクルード インジェクション	Webサーバーにて実行可能なファイルの挿入を遮断
インプットコンテンツ フィルタリング	Webサイトのような公開ページ上他人を不愉快にさせる言葉を遮断するか、指定した言葉に変換
インバリッドHTTP	RFC 2068-HTTP/1.1基準プロトコルに準じていないアクセスを遮断
インバリッドURI	RFC 2068-HTTP/1.1基準プロトコルに準じ定義されている形式ではないURIへのアクセスを遮断
IP遮断	同じ発信元より一定の時間内閾値以上の不正なアクセスが検知されると発信元のアクセスを一時的に遮断
IPフィルタリング	指定した特定のIPのセグメントや国からのアクセスを遮断
パラメータタンパリング	Webサイトよりリクエストされていないパラメータを挿入し送り付けるか、Webサーバーから転送されたパラメータを改ざん
プライバシーファイル フィルタリング	個人情報が含まれているファイルのアップロードおよびダウンロードを遮断
プライバシーインプット フィルタリング	掲示板やWebページのような公開ページ上個人情報(クレジットカード番号、メールアドレス）の書き込みによる露出を遮断
プライバシーアウトプット フィルタリング	掲示板やWebページのような公開ページ上個人情報(クレジットカード番号、メールアドレス）が漏洩される恐れのある場合、遮断および一部に対しマスキング処理
リクエストメソッド フィルタリング	安全ではないHTTPリクエストのメソッドを遮断
レスポンスヘッダ フィルタリング	HTTP レスポンスにてWebサーバーおよびWASの情報を削除
SQLインジェクション	データベースに対しの不正なSQLクエリ文の試みを遮断
ステルスコマンディング	Webサーバー上特定のコマンドを実行するリクエストを遮断
不正アクセス	Webブラウザからの正常なリクエストではない自動化されたツールによるアクセスを遮断
ユニコードディレクトリ トラバーサル	Webサーバーのユニコード関連の脆弱性を利用するディレクトリおよびファイルへのアクセスを遮断
URIアクセスコントロール	特定のURIやファイルへのアクセスを制御
Webサイト改ざん	Webページが改ざんされた場合、検知し復旧ページを出力

注1 WAPPLESはPenta Security Systems, Inc.の登録商標です。

システム要件/利用するAWSサービス:

AWSサービス:

VPC, EC2

 

AWSでの導入実績:

・製薬企業様
・SNSサイト運営会社様

その他

費用:
■初期費用/月額費用
ピークトラフィック量(2.5/5/10/20/50Mbps)に応じた価格にて提供。
費用詳細については下記、WEBサイトをご参照ください。
https://www.cac.co.jp/product/ecplus/waf.html

その他情報:
C-nu@ge Enterprise Cloud+ SaaS型WAFサービス
https://www.cac.co.jp/product/ecplus/waf.html
など

お問い合わせ先:
株式会社シーエーシー
ICT営業本部
[email protected]
03-6667-8059

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エコシステム ソリューション部
パートナー ソリューションアーキテクト
井上　和英

[OpsJAWS] AWS運用管理コミュニティ メインページ

AWS運用管理コミュニティとは

今までオンプレミスで行ってきたシステム運用がそのままクラウドでも使えるのか、クラウド運用ならではの注意点がないのかを懸念されているお客様が多いのではないでしょうか。本コミュニティは上記のような疑問を持たれるAWSユーザに対し、運用ベストプラクティスをまとめ、発信することを目的としており、クラウドの運用管理プラクティスを普及することを目的としています。プラクティスは下記カテゴリごとにまとめ、適時更新をしていきます。

情報共有の場としてTwitter / Doorkeeper も準備していますので、ご興味のある方は是非ご登録して頂ければと思います。

 

https://twitter.com/opsjaws (Tips、情報共有)

 

https://opsjaws.doorkeeper.jp/ (イベント情報)

 

やってみようシリーズ

• Part1: Sumologicの始め方 by 株式会社オージス総研
• Part2: Sumologicの検索(CloudTrailのログ解析) by 株式会社オージス総研
• Part3: Sumologicの検索(VPC Flow Logsの解析) by 株式会社オージス総研
• Part4: RDS Integration
• Part5: S3 Access Log Integration
• Part6: ELB Access Log Integration
• Part7: Bastion(SSH Secure log/Process logs) Integration
• Part8: Multi-Logging(相関関係)

• Part1:「Splunk Cloud」をはじめてみた by Splunk
• Part2:「Splunk Cloud」で取り込んだ複数ログを相関分析してみた by SCSK株式会社
• Part3:「Splunk Cloud」でAWS Cloud Trailを分析してみた by SCSK株式会社

• Part1: CloudWatch x Zabbix連携による統合監視実現 by TIS株式会社
• Part2: Billing Data × Zabbix連携によるAWS課金情報監視の実現 by TIS株式会社
• Part3: AWS Service Health Dashboard × Zabbix連携によるステータス情報監視の実現 by TIS株式会社
• Part4: Autoscaling 連携
• Part5: 通知 連携(メンテナンスイベントの取得)

• Part1: oneloginをはじめてみよう！ by 株式会社サーバーワークス

 

運用カテゴリ (Agenda)

システム監視

- 死活監視 (General) *2015/06/02

- AWS共有責任モデルに伴った監視の考え方 *2015/10/23

- Tips

- メンテナンスイベントの監視 (Amazon EC2) *2015/06/02

- メンテナンスイベントの監視 (Amazon RDS) *2015/06/02

- CloudTrailによる操作ログ監視 *2015/06/016

ログ運用

- ログ監視 (General) *2015/08/31

- Tips

- AWSルートユーザのアクセスの検知・通知方法 *2015/06/24

コスト管理

- AWSにおける料金管理 *2015/10/19

ジョブ運用

構成管理

障害検知／通知 

[OpsJAWS] EC2イベントの監視

EC2イベント監視の目的

EC2インスタンスまたはインスタンスが稼働する物理ホストに対して計画的メンテナンス作業を行うことがある。予定されたメンテナンスイベントは、ユーザーで任意の時間帯に先行して実施することができるため、ユーザーは予定されているイベントが無いか定期的に監視を行い、イベントを検知したらシステムの停止可能な時間帯にメンテナンスを先行して行う運用が望ましい。メンテナンス作業により、稼働中のEC2インスタンスに影響がある場合は、イベントという形でAWSアカウントのメールアドレス宛に通知される。 

(メール例)

 

• EC2イベントの監視

EC2のメンテナンスイベントは、メールによる通知以外にもManagement Console、AWS CLI/APIによる確認が可能である。メールによる通知だけに頼ると見逃してしまうリスクがあるため、定期的にCLI/APIを実行してメンテナンスイベント有無を監視することが望ましい。

メンテナンスイベント監視に使用するCLI/APIはそれぞれ下記となる。

• API：DescribeInstanceStatus
• CLI ：describe-instance-status

出力として、イベントの種類、イベントの説明、イベント予定時間帯が得られる。

例えば、CLIで下記のように実行すると、System Rebootが計画されているEC2インスタンス情報が取得できる。なお、イベントが計画されていない場合は何も出力されない。 

（コマンド例）

event.codeには、イベントの種類に応じて、それぞれ下記の値が入る。

• instance-reboot
• system-reboot
• system-maintenance
• instance-retirement
• instance-stop

イベントの種類についての詳細はこちらを参照。

• EC2イベント検知後の対応

イベントを検知した場合の対応方法としては、下記の3通りが考えられる。

1．何もしない

Muti-AZ構成のシステムの場合、片方のAZのEC2インスタンスにメンテナンスが入ったとしても、システムとしては停止しないため、特段の対応が不要となる。その他、メンテナンス対象が、開発用インスタンスや、スケジュールされた時間帯のどこでメンテナンスされても困らない場合は、そのまま運用を続けることも選択肢の1つとなる。

2．利用者でEC2インスタンスのStop/Startを実施

EC2インスタンスのroot deviceタイプがEBSの場合、利用者の任意のタイミングで事前にStop/Startすることが望ましい。Stop/StartによりEC2インスタンスが稼働する物理ホストが、メンテナンス対象のものから、メンテナンス対象外のものに変わることにより、イベントをクリアすることが可能なためである。

3．最新のAMIにより代替インスタンスをLaunch

EC2インスタンスのroot deviceタイプがインスタンスストアボリュームの場合、Stop/Startすることはできないので、事前に代替インスタンスをLaunchしておき、それに現行のEC2インスタンスから必要データを取得して移行しておくことが望ましい。これによりAWS側によりEC2インスタンスがStopされても代替インスタンスの方でシステムが稼働可能となる。

実際にシステムが本番運用に入ると、システムのアーキテクチャによっては停止できる時間帯は限られてくるため、上記のようにイベントの監視を導入した上で、インスタンス別にイベント検知後の対応方法まで合わせて初期段階で設計しておくことが望ましい。

その他運用カテゴリはこちらを参照。