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Zabbix on AWS - Zabbix Japan様セッションレポート-

PSA酒徳です。第2回運用管理フォーカスセミナー Zabbix on AWS セッションレポート初日はZabbix Japan寺島様からの投稿です。

ご登壇資料: 
http://awsservicedocs.s3.amazonaws.com/Seminor/20150422_aws_sysops_forcus_seminar/Zabbix_Presentation.pdf


会社名:
 Zabbix Japan

製品 / ソリューション名: 

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システム構成図:

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対象顧客と導入効果:

クラウドサービスを利用してシステムを構成することはシステムのリソースの使用状況に応じて必要なだけ必要なリソースを追加削減できることが大きなメリットです。

Zabbixはシステムを監視するためのオープンソースソフトエアであり、これまでオンプレミスで利用されることがほとんどでしたが、近年クラウドサービス上のシステムの監視を行うために、Zabbixサーバーもクラウド上に導入されることが多くなってきています。監視マネージャであるZabbixサーバーをクラウド上に構築することで、他のサーバーと同様、監視サーバー自体のスケールアップやリソースの増強が可能となり、オンプレミスと場合と異なりシステムの規模に応じて自由にスケールアップが可能となります。

また、それだけではなくZabbixサーバーが収集した監視データを保存するために利用するデータベースにRDSを利用することにより、収集データ自体のバックアップや冗長化を容易に行えるようになることもZabbixサーバー自体の運用を容易にするメリットがあります。Zabbixはクラウドでもオンプレミスでも同様にインストールして利用することが可能であり、システムごとに監視サーバーを構築することも当然可能です。しかしながら双方に監視サーバーをインストールすることは管理画面を複数管理することになってしまい、管理すべきOS、ソフトウェア、データベース、監視設定定義が増えてしまい運用が煩雑になってしまいます。

Zabbix社の日本支社であるZabbix Japanでは社内のシステム監視にZabbix Enterprise Appliane ZP-1220を活用し、クラウドシステムの監視とオンプレミスのサーバー、ネットワーク機器、ストレージ、VMware、Dockerなど様々な機器、OS、アプリケーションの監視を統合的に行っています。

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複数のZabbixサーバーを構築することなくシステム全体の稼働状況を1つの監視マネージャ上で確認ができるだけでなく、障害発生時にモバイルデバイスからすぐにシステムの状況を確認でき、より迅速かつ的確にシステム全体の稼働状況を把握できるようになりました。

Amazon Web Service上のZabbixサーバーの構築では、これまでZabbix社から公式にリリースされているRed Hat Enterprise LinuxやUbuntuなど一般亭なLinuxディストリビューションのパッケージを利用する以外に方法はありませんでした。日本国内のZabbix公式パートナーやZabbix  Enterpriseサポート加入ユーザー様からのリクエストの増加にともない、今回Amazon Linux用のRPMパッケージを作成、カスタマーポータルで公開を開始しました。これまで正式にサポートしていなかったAmazon LInuxに正式に対応し、よりAmazon Web Service上でZabbixを利用頂きやすくなりました。

製品/ソリューション概要:

Zabbixはオープンソースの統合監視ソフトウェアです。様々な監視対象に対応した専用のエージェントによるOSのリソースやプロセス、ログの監視から、SNMPを利用したネットワーク機器の監視、IPMIを利用したハードウェアの監視、VMware仮想環境の監視、JMX経由のJavaアプリケーション監視まで様々な監視を統合的に行うことができ、リソースのグラフ表示から障害通知機能までサポートします。

商用製品とは異なり監視サーバー、監視対象にインストールするエージェントともにオープンソースであるため、導入コストの削減が可能であるだけでなく、エージェントごとのライセンス課金を必要としないためクラウドのメリットであるオートスケールと組み合わせた監視システムの監視に非常に適しています。

Zabbixには監視対象サーバー上にインストールされたエージェントを自動検知、自動的に監視対象に登録する機能を有しています。この機能を活用することにより、構築を容易に行うだけでなくオートスケールを利用して自動的に監視対象が増減するシステムでも運用管理者の手間を削減し、確実にシステム全体の稼働状況を把握することができます。

Zabbix Enterprise ApplianceシリーズはZabbixサーバーやZabbixプロキシをセットアッップ済みの状態ですぐに利用できるハードウェアアプライアンス製品です。Zabbix Enterprise Appliance ZP-1220はクラウドとオンプレミス、データセンターと各拠点などインターネットを介した分散監視を容易に実現することを目的に開発を行ったZabbixプロキシ用アプライアンスです。

構築やハードウェアを別途調達することなく、簡単にZabbixプロキシを導入できるだけではなく、ZP-1220はファン、ハードディスクなど故障しやすい部品を徹底的に排除し、かつ小型・低発熱設計のため設置場所を選びません。VPN通信機能を搭載するなどセキュリティにも考慮し、安全にクラウドとオンプレミス間の通信を行うことが可能です。

システム要件/利用するAWSサービス:
Zabbixサーバー: Amazon Linux, Red Hat Enterprise Linux, Ubuntu Linux
Zabbixエージェント: Amazon Linux, Red Hat Enterprise Linux, Ubuntu Linux, Debian, Windows 2000以降、
AWSサービス: Amazon EC2, Amazon RDS, Amazon S3


費用:
Zabbixサーバー、プロキシ、エージェント: 無償

Zabbx Enterprise Appliance ZP-1220: 本体149,000円、年間保守50,000円から
http://enterprise.zabbix.co.jp/products/zp1220

Amazon Linux用RPMパッケージ: Zabbix Enterpriseサポート加入ユーザーに公開http://www.zabbix.com/jp/support.php

 

その他情報:
製品紹介サイトのURL: 
http://www.zabbix.com/jp/


お問い合わせ先: 
http://www.zabbix.com/jp/contact.php

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エコシステム ソリューション部
パートナー ソリューションアーキテクト
酒徳 知明

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