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CLUSTERPROを利用したSAP Business Suite on HANAの 高可用性機能検証結果 (日本電気株式会社)

SAP COIL週間もいよいよ最後の4社目です。本日は日本電気様による「CLUSTERPROを利用したSAP Business Suite on HANAの 高可用性機能検証」の検証結果をご紹介させて頂きます。

 

Clusterpro_logo

 

こんにちは。NEC SAPコンピテンスセンターの前川と申します。
このたび、2015/1/30付けで、CLUSTERPROを利用した、AWS上で動作するSAP HANAの高可用性を向上するソリューションを発表させて頂きました。

http://jpn.nec.com/press/201501/20150130_01.html

今回、この機能を使用したAWS上でのBusiness Suite on HANAの高可用性機能検証結果について、ご報告させて頂きます。

 

検証背景 / 機能概要

2014年初頭より、SAP Business Suite on HANA(以下、SoH)のAWS上での本番稼働サポートが開始されました。SAP Business Suiteを本番稼働させる上で、避けて通ることができないのが高可用性(以下、HA)機能の利用となります。

現在、SAP HANA向け高可用性機能のうち、AWS上で利用できるものとしてSAPが提供する「SAP HANA System Replication」(以下、System Replication)が存在します。

AWS上でのSystem Replicationを使用したSoHの事例が現時点ではほぼ存在しないこと、またSystem Replication単体では、実運用上の高可用性機能の実現が難しいこともあり、今回の検証を行っております。

SAP HANA System Replicationが提供する機能としては、簡単に記載しますと、下記のようになります。

・  データ/ログボリュームの同期
・  SAP HANA自身の障害検知
・  手動によるセカンダリ側へのフェイルオーバ

一方、次のような機能は提供されておりません。

・  HW障害やSW(OS/ミドルウェア)障害の検知機能
・  障害発生時の自動フェイルオーバ
・ クライアント/アプリケーションサーバの接続先自動切り替え

SAP社からも下図赤枠にある通り、こういった機能については、HA Solution Partnerが提供する旨が記載されております。
CLUSTERPROでは、まさにこの不足している機能を提供するわけです。

 

Hana_ha_partners
(出典) http://www.saphana.com/docs/DOC-4351

 

検証構成

 本検証における、検証構成は下図の通りとなります。

サーバ1とサーバ2上でSAP HANAが稼働しており、これらがSystem Replicationにて同期しております。サーバ1側がプライマリ、サーバ2がセカンダリとなります。

 CLUSTERPROについても、それぞれのサーバ上で動作しており、各々SAP HANAのプロセス状態やOS、ネットワークの稼働状況を監視しております。また、プライマリ側のCLUSTERPROは、自分自身に対して仮想IPを割り当てており、これによりERPサーバの接続は、サーバ1側に対して行われる事になります。

Architecure

 

検証シナリオ

 今回、AWS上での障害パターンを想定し、下記障害パターンにてHA機能評価を行っております。

(1) HW障害:プライマリサーバダウン / ネットワークダウン

(2) HW障害:セカンダリサーバダウン / ネットワークダウン

(3) SW障害:プライマリOSダウン / SAP HANAダウン(プロセス復旧可/不可)

(4) SW障害:セカンダリOSダウン / SAP HANA ダウン(プロセス復旧可/不可)

(5) Availability Zoneダウン

各々の障害パターンにおいて、下記3つの項目について、評価を行っております。

A)   障害発生時に、CLUSTERPROが自動で障害を検知すること

B)   障害検知後、自動でSAP HANAのフェイルオーバを実行すること(※)

C)   ERPの接続先が自動でサーバ2側へ移動し、業務が継続可能であること(トランザクションの実行が可能)


※SAP HANAのプロセスダウン時には、SAP HANAの機能により、自動プロセス復旧が行われる。この機能により復旧可能であった場合には、フェイルオーバを実施しないことを確認する。

 

検証結果

全ての障害パターンにおいて、評価項目A~Cが問題なく達成できることを確認しました。どのような障害パターンにおいても、数分以内にSAP HANAの復旧が行われ、業務が継続可能であることを確認いたしました。

なお、プライマリサーバダウンの障害パターンについて、実際の切り替えの模様を、下記で公開しておりますので、是非ご覧ください。

  

本ソリューションの特徴

 本ソリューションの特徴について、下記にまとめます。

・  SAP HANAの障害だけでなく、HW障害やSW(OS/ミドルウェア)障害を含めた幅広い障害検知機能を提供します

・  障害発生時の自動フェイルオーバを実現します

-    SAP HANAは、プロセス障害時の自動復旧機能を提供しています。プロセス自動復旧状態を確認し、復旧可能な場合は無用なフェイルオーバは実行しません。

・  クライアント/アプリケーションサーバの接続先の自動切り替えを実現します

・  SAP HANAの同期モードであるFULL SYNCオプションと連携することで、データロスの可能性を排除します

-    FULL SYNCオプションのデメリットでもある、セカンダリ側障害時の業務停止の問題に対して、CLUSTERPROにより、自動でFULL SYNC状態を解消することで業務を継続可能としております。

 

システム要件 / サポートシナリオ

システム要件、サポートシナリオにつきましては、下記ホームページにて公開しているホワイトペーパーをご確認ください。
http://jpn.nec.com/clusterpro/clp/whitepaper.html

 

SAP HANA + CLUSTERPRO連携ソリューションメニュー

NECでは、本ソリューションに対する各種サービスを提供しております。
詳しくは、下記URLをご確認ください。
http://jpn.nec.com/press/201501/20150130_01.html

 

その他情報:

CLUSTERPRO製品URL:  http://jpn.nec.com/clusterpro/
SAPソリューションURL: http://jpn.nec.com/sap/
CLUSTERPRO on AWS掲載記事:http://aws.typepad.com/aws_partner_sa/2015/01/esp-nec_clusterpro.html

 

お問い合わせ先:

日本電気株式会社
SAP HANA HA with CLUSTERPROチーム
hana_info@sap.jp.nec.com

 

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エコシステム ソリューション部
パートナー ソリューションアーキテクト
 

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