年末年始はAWS Test Driveとご一緒に。
こんにちは、Partner SAの松本です。
2014年は本当に皆様にお世話になり、非常に感謝しております。ありがとうございました。
これが2014年最後のAWS Partner SAブログの投稿になりますが、AWS Test Driveをご紹介したいと思います。皆様、AWS Test Driveはご存じでしょうか?私は初めてTest Driveを知った時、さらなるクラウドの秘めたる無限の可能性に気付かされ、驚き、考えさせられました。本投稿ではAWS Test Driveについてご紹介させて頂きます。
簡単に言うと「手軽に"無料"で気になるソフトウェアやソリューションを実際に触って体感できるデモ環境」です。
今までは「自分のマシンにインストールしてお試しください!」と配布されたお試し版のCD-ROMやUSBメモリを受け取っているのではないかと思いますが、少し触るためだけに実行環境を用意してインストールをすることを考えると実際は試されないのがほとんどと思います。Test Driveを使えばユーザー登録後、1クリックでAWS上にユーザー様専用のデモ環境がすぐさま構築され、用意されたデモシナリオに従って製品やソリューションを試して頂く事が出来ます。ほとんどのLabは20〜30分もあれば完了するように作成されています。
最初はUS版のTest Driveから開始しましたが、今年の4月から日本版のTest Driveがロウンチしており、日本のパートナー様からも日本語でのTest Driveが提供されています。まずはどんなソリューションが用意されているのだけでも確認してみてください。
http://aws.amazon.com/jp/testdrive/japan/
興味のあるTest Drive Labを選んだら、まずはユーザー登録をして頂き、Lab開始ボタンをクリックして数分~数十分間待つだけで環境が立ち上がります。デモマニュアル等は各パートナーさんが日本語で提供しているので、それに従って操作するだけで各種ソフトウェア製品やソリューションを簡単に体感することが出来ます。
是非とも、興味のある製品を選択してお試しください。製品紹介文をひたすら読むよりも製品を実際に体感することで手っ取り早く知識が身に付きますし、確実にスキルアップ出来ます!2015年の新たなビジネスの方向性が見えてくるかもしれません。
下記ではTest Drive Frameworkの仕組みを説明しています。
Test DriveではOrbitera社のSaaSを利用しており、ここにTest Drive Labを提供しているパートナー様のAWSアカウントのCredentialやCloudFormationのテンプレート、デモマニュアル、ロゴ、紹介動画などを登録することでTest Drive Labが構成されます。
上記の図はTest Drive Lab実行のフローを説明しています。Test Drive Labの実行時にはユーザー登録/ログイン後にLabの開始ボタンをクリックします。そうすると裏でOrbiteraのSaaSから、そこに登録されているパートナー様のAWS アカウントのCredentialを利用してCloudFormationをStack化することで、オンデマンドでユーザー様専用のデモ環境が構築されます。またお気づきと思いますが、デモ環境が稼働されるAWSアカウントは提供パートナー様所有のものになりますので、Test Drive Lab実行にかかるAWS費用は提供パートナー様に請求されます。Test Driveのユーザー様は一切費用がかかりません。これは大変有難いことです。
この仕組は非常に便利で、Test Drive Labの提供者目線で考えた場合、上記のようなユーザー様へのデモ環境としての利用方法以外にも色々と応用ができます。例えばRed Hatさんなどはハンズオンの環境としてTest Driveを利用することで効率化を図っていますし、Inforteriaさんも同様にハンズオンでの利用や、Webinarなどと上手く連携した形での活用を考えていますので、もし可能であれば成功体験などをブログで投稿頂ければと考えています。
この他にも営業さんのお客様訪問時のデモツールとしてや、新機能紹介の為のLab, 社内教育環境など、これまでなかなか実現や普及が難しかったがクラウドの出現によってスピーディーに実現できるフレームワークとして無限の可能性を秘めています。Test Driveで気に入ってお客様がそのままAWS Marketplaceなどから直ぐに製品を購入頂いて本番環境でご利用頂く、という新しい販売チャネルへの導線としての活用も考えられます。もちろんTest Drive自体の機能も未来へのロードマップが用意されており、今後どんどん便利な形へ進化していく予定ですのでご期待ください!
年末年始はゆっくりと自宅や故郷あるいは海外などで、もしかすると会社のオフィスで過ごす方がいらっしゃると思いますが、Test Drive Labを立ちあげて興味のある製品をお試し頂きながら過ごす、というのは如何でしょうか。
本年度は皆様には大変お世話になりました。
来年もAWS共々、引き続き宜しくお願い申し上げます。
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エコシステム ソリューション部 部長
パートナー ソリューション アーキテクト
松本 大樹
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