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【AWS発表】オンプレミスとAWSのTCOを比較できる新ツール TCO Calculator for Web Applicationsのご紹介

オンプレミスと比較したクラウドでの総所有コスト(TCO)に関して、様々な議論がなされています。 ひとつの一貫した結論は、データセンターまたはコロケーション施設を所有、運用する場合と、クラウドインフラやクラウドサービスを採用する場合の財務的な比較検討を行う際には詳細かつ慎重に分析する必要があるということです。 TCOはしばしば、製品やサービスの直接コストと間接コストを見積り、比較するために使われる財務指標となります。 TCOには通常、ハードウェアリソースの耐用年数(通常は3年または5年)にわたる調達、管理、保守及び廃棄の実際のコストが含まれます。 現在利用可能なハードウェア構成の組み合わせの多さを考えると、実際のコストを把握し、アプリケーションを実行する際の真のコストを表す正確なTCOモデルを考えだすことが難しくなることも少くありません。

お客様からも、オンプレミスのインフラとサービスとして提供されるインフラを同一条件で比較するのは難しいという声を聞いております。実際に、コンピュートやストレージリソースの実用的なプライシングは潜在的なハードウェア費用を測定するように単純ではありません(TCO Whitepaperもご覧ください)。 AWSはお客様が特にコンピュート、ストレージ、ネットワークアクセス、ロードバランシング、及び全てのアーキテクチャの補完を含むウェブアプリケーションのシナリオのTCOを比較しようとするとき、二つのモデルを比較するのに苦労していることに気付きました。

今日は、これらの苦労を軽減する新しいツール、TCO Calculator for Web Applicationsを紹介いたします。このツールは事実に基づいたオンプレミスとAWSのインフラの同一条件でのTCOの比較を作成する手助けをいたします。 使い方は簡単で、現在のデータセンターの設定に基づいた仮定を調整することができます。3つの簡単なステップで、サマリーおよび使用された前提条件と方法を説明したFAQ付きの包括的な詳細レポートを提供します。

客観的な分析を提供するために、このツールは、アナリストの調査、およびAWSとAWSパートナーの両方による何百もの顧客データの分析からのデータポイントを組合わせて使います。さらに客観性を確保するために、ユーザーが調整可能な変数を提供します。この計算機はAWS Advanced Partnerである2nd Watchに委託し開発されたもので、2nd Watch社の顧客データポイントと、データセンターとAWSインフラの両方の運用経験を活用しています。

実際の例
では実際の使いかたをサンプルを通して見ていきましょう。想像してみてください。あなたはハードウェアを一新したいと思っています。そして既存のコロケーション施設の契約を更新しなければなりません。そのために、AWSクラウドが長期的にみてコスト削減効果が高いかどうか評価をしています。

以下は既存のもしくは計画しているオンプレミスのインフラの仕様だとしましょう。

  • ウェブサーバー: 本番用4台、開発用6台、QA1台。 1 CPU, 6 Core, 2.6 Ghz, 4 GB RAM, 400 GB HD, Linux Ubuntu, 10% のメンテナンスコスト、11%の割引
  • データベースサーバー: 本番用2台、開発用2台、QA1台。 2 CPU, 4 Core, 1.6 Ghz, 16 GB RAM, 1.0 TB database, MySQL on Linux, 10% のメンテナンスコスト, 11%の割引
  • ストレージ: 4 TB SAN、NASなし、長期保存またはアーカイブ、10%のメンテナンスコスト、10%の割引
  • ネットワーク: 完全冗長ファイアウォール、スイッチ、ロードバランサ。2通信事業者で50 Mbpsのインターネット回線 - セカンダリとして独立した5MBバックアッププロバイダ
  • 環境: ケージ (他の会社の設備と共用) – Tier 1 コロケーション施設、デュアルユーティリティプロバイダ、 1.5 ラック、 10% のハードウェア/ソフトウェアメンテナンス、3年間の償却
  • 管理オーバーヘッド: 15% の管理オーバーヘッド
  • 成長率: 30% annually
  • 使用パターン: スパイクがあるが予測可能(Spiky Predictable)。ほとんどのWebアプリケーションのように、予測可能かつ循環的な利用パターン

このツールのすばらしさは、この設定を正確に入力することができ、前提を調整することができるところです。7つのシンプルな質問に答えるだけで使うこともできますし、時間をかけてより詳細なシナリオをモデル化することもできます。そのどちらの場合でも、比較をするための労力を抑えることができます。

最も重要なことは、このツールを使えば、3年間のコスト比較を分析するのに3年間のリザーブドインスタンスを含めなかったり"常時稼動している"ワークロードに対して、Heavy Utilizationのリザーブドインスタンスを含めなかったり 人件費を低く見積ったり、アプリケーションの利用パターンを無視したりといった、皆様がTCO比較モデルを構築する際におかしがちなミスを軽減できることです。

このウェブベースの計算機は現在ベータバージョンで、他のインフラ構成をモデル化するために使用することができますが、Webアプリケーションのユースケースに最適化されています。いつものように、フィードバック、提案、コメント、大歓迎です。それらをもとに時間をかけて改善していきたいとも考えています。

お客様のためにコストを引き下げることは、AmazonのDNAの一部であり、AWSのDNAの一部でもあります。 私達は、安定したワークロードを維持しつつ、スタートアップから急激に成長し大きな組織に成長した企業が、アプリケーションを開発し運用するコストを継続的に下げるために、AWSの低価格、従量課金、段階的価格設定、および豊富な料金オプションを活用する様子を見てきました。 ホワイトペーバーやツール、具体的な事例などのより詳細な情報については、エコノミックセンターのページ(https://aws.amazon.com/economics)をご覧ください。

堀内康弘 (Facebook, Twitter)

 

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