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【AWS発表】Provisioned IOPS for EBS - I/O性能を設定できるEBSボリュームが登場!

I/Oの必須事項
先月の頭の記事でも書いたように、最近のWebアプリケーションやモバイルアプリケーションは、リッチでパーソナライズされた体験を提供するために大量のデータを保存、取得するために、高いI/O性能が必要となるものが増えています。

このようなアプリケーションを構築するのに必要なI/O性能と柔軟性を手にいれるために、ここ数ヶ月でいくつかの新サービスをリリースしてきました。

  • シームレスでフルマネージド、どこまでもスケールするNoSQLサービスとして、Amazon DynamoDBをリリースいたしました。DynamoDBはバックエンドがSSDのNoSQLサービスで一桁ミリ秒のリード、ライト性能を持ち、リクエストからリクエストへのとても控えめな分散を行います。DynamoDBはアプリケーションの要求に従って、簡単に秒間20から200,000もしくはそれ以上のリード/ライト性能にスケールアップそしてスケールダウンすることが可能です。DynamoDBに対する反響は驚くべきもので、(Wernerが書いているように)これまでサービスで最も早い成長をしています。
  • 2週間前、時系列分析やNoSQLデータベース、ローレイテンシーを要求されるモバイルやストリーミングアプリケーション、数万IOPSを必要とするストレージシステムをサポートするために、EC2ハイI/Oファミリーの最初のメンバー、ハイ I/O クワドラプル エクストラ ラージ(h1.4xlarge)インスタンスをローンチしました。h1.4xlargeインスタンスは各々2TBのSSDストレージを持っています。

I/Oが集中するアプリケーションのためにさらなるオプションが欲しいという要望をいただいておりましたが、本日その要望にお応えするサービスを紹介できることをうれしく思います。

お待たいたしました!

IOPSとは?

ご存知のとおり、ブロックストレージデバイスの性能は一般的にIOPS (Input/Output Operations Per Second) と呼ばれる単位で計測、引用されます。

具体的な数字を見てみると、7,200 RPMで回転するディスクドライブはだいたい75 - 100 IOPSぐらいの性能で、15,000 RPMのドライブが、175 - 210ぐらいの性能です。正確な数字はアクセスパターン(ランダムかシーケンシャルか)やリード/ライトオペレーション毎に転送されるデータの数など多数の要因に依存します。本日紹介する新しい、EBSとEC2のオプションは、AWS上で稼動するデータベースアプリケーションのパフォーマンスと一貫性を向上させることにフォーカスしています。

こちらが本日発表するサービスです。

  1. Provisioned IOPSと呼ばれる新しいタイプのEBSボリュームは、必要とするパフォーマンスのレベル(現在は1ボリュームあたり1,000 IOPSまでで、近日さらに大きくなる予定です。)を設定することができます。数千IOPSを実現するために、2つ以上の複数のボリュームをまとめてストライプ構成(RAID 0)を組むこともできます。

  2. EBS-Optimized instances はインスタンスとEBSボリューム間で専用のスループットを持つインスタンスです。
 

Arunからのコメント
AWSストレージチームのプロダクトマネージャーであるArun Sundaramがこれらの2つの機能について詳しく話をしているビデオです。

EBS Provisioned IOPS
EBSは2008年の夏にリリースされました。その時以来、お客様はEC2インスタンスに永続的なデータを保存するためにEBSをお使いいただいております。その経験から、非常に一貫性のあるIOPSや、より高速なIOPSを必要とするワークロードが確かにあることがわかりました。リレーショナルデータベースはこの両方が必要となる典型的なケースです。

基準点として、スタンダードEBSボリューム(従来のEBSボリューム)は一般的に平均約100 IOPS程度の性能で、ベストエフォート方式で数百IOPSまでバーストする能力をもっています。スタンダードEBSボリュームは中程度またはバーストすることのあるI/O要求がある、ブートボリュームに最適です。

新しいProvisioned IOPS EBSボリュームは必要なスループットレベルを設定することができます。現在は1,000 IOPS (for 16K)までのサポートですが、近日上限を上げる予定です。さらに高い性能が必要な場合は、複数のProvisioned IOPS ボリュームをストライピングすることができます。こうすることで、EC2で稼動するアプリケーションの論理ボリューム毎に数千IOPSの性能を引きだすことも可能です。 これらのボリュームは一貫性のあるパフォーマンスを発揮しますので、データベースのストレージやトランザクション処理、その他の重いランダムI/O処理に向いています。後述のEBS-Optimized インスタンスにアタッチすれば、これらのボリュームはほぼ間違いなく、99.9%の確率で、プロビジョニングされたI/O性能の10%の範囲内の性能が出るよう設計されています。

Provisioned IOPS EBS ボリュームはAWS Management Console、コマンドラインツール、もしくはEC2 APIを使って作成することが可能です。コンソールをお使いの場合、Provisioned IOPS ボリュームタイプを選択し、必要なIOPSの数値を入力するだけで作成することができます。

Provisioned IOPS ボリュームは東京リージョンでは、ストレージ容量として1GB、1ヶ月あたり0.15ドル、1 provisioned IOPS、1ヶ月あたり0.12ドルの従量課金になります。さらに詳しい情報については、EBS ページをご覧ください。デフォルトでは、1AWSアカウントにつき、20TBの Provisioned IOPS ボリューム、トータルで10,000 IOPSまでの制限がございます。もし制限以上が必要な場合は、こちらのフォームよりリクエストをお送りください。

既存のEBSボリュームと同等のProvisioned IOPSボリュームを作成したい場合は、対象ボリュームの全てのI/Oを停止して、スナップショットを作成し、作成したスナップショットをスタートポイントとして使い、Provisioned IOPS ボリュームを作成してください。

EBS-Optimized EC2 インスタンス
最大のパフォーマンスを発揮し、完全にEBS上にプロビジョニングされたIOPSを利用するために、EBS Optimized EC2インスタンスを起動することができるようになりました。EBS Optimized EC2インスタンスは専用のスループットがプロビジョニングされています。 現在、m1.largem1.xlargem2.4xlarge インスタンスが EBS Optimized インスタンスとして利用可能です。 m1.largeインスタンスは500 Mbit/secの速度でインスタンスとEBS間を転送可能で、m1.xlargem2.4xlargeインスタンスは1000 Mbit/secで転送可能です。これは追加スループットですので、インスタンス上ですでに利用可能な他の汎用ネットワークのスループットに影響を与えません。

EBS Optimized インスタンスをご利用の場合、m1.largeで0.025ドル、m1.xlargem2.4xlargeで0.05ドルの時間あたりの追加料金が発生します。

次の手順で既存のEC2インスタンスをEBS Optimizedインスタンスにアップグレードすることが可能です。

  1. インスタンス上で実行されているすべてのアプリケーションを終了します。
  2. インスタンスを停止(Stop)します。
  3. ec2-modify-instance-attribute コマンドを使って、EBS-Optimizedフラグをセットします。必要ならば、EBS Optimizedをサポートしているインスタンスタイプに変更します。
  4. インスタンスをスタート(Start)します。

 最後に
これらの新しい機能は本日よりご利用いただけるようになっております! 是非お試しいください! また感想もお待ちしております!

堀内康弘 (Facebook, Twitter)

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