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【AWS発表】 Adobe Flash Media Serverを用いたライブストリーミングを従量課金で簡単に利用可能に

今回の発表により、AWS上でAdobe Flash Media Serverを用いて、音声/ビデオのライブストリーミングを安価な従量課金で用いることが可能になりました。今回の構成では、Amazon EC2Amazon CloudFrontAmazon Route 53を用いており、 CloudFormationのテンプレートを用いて即座に起動することが可能です。

今回の発表の特徴として、CloudFormationを用いることで、サインアップやセットアップのプロセスを非常にシンプルにしています。まずCloudFormationにサインアップすると、今回の発表を試用するのに必要となるAWSサービスの全てにアクセスできるようになります。もちろん、サインアップしたからといって料金が発生するわけではなく、使った分のみの従量課金となりますので、ご心配にはおよびません。また、セットアップに関しても、CloudFormationを利用することで、必要なパラメーターを入力するだけで利用可能です。

実際に、使ってみるための手順を下記に簡単にまとめております。より詳細な情報が必要な場合は、次のチュートリアル(英語)が有用です: Live Streaming Using Adobe Flash Media Player and Amazon Web Services

さて、サインアップが終了すると、まずは、こちらをクリックして、AWSアカウント用のFlash Media Serverを注文します。ログインをして、サブスクリプションのための料金を確認したのちに、問題が無ければ、注文を確定しましょう:

次に、Route 53のホスティド・ゾーン(hosted zone)と、EC2のキーペアを事前に作っておく必要があります。チュートリアルでは、Route 53を用いるのに便利なツールや、AWS Management Consoleを用いてキーペアを作成する方法へのリンクが含まれています。日本語化されたものとしては、CloudWorksのRoute 53サポート (ServerWorks様作)があります。また、菅原さんが作成されたR53 Foxも英語GUIですが便利に使えると思います。キーペアの作成方法の日本語情報としては、はじめてのアマゾンクラウド(EC2編)が使えるでしょう。

さて、ここからCloudFormationを用いて、ライブストリーミング用のスタックを作成しましょう。ライブストリーミング用のテンプレートの中身はこちらになります。テンプレートの中身をのぞけば、AWSリソースがどのように使われているか参照することができます。また、先日発表したばかりのManagement Consoleのブックマーク機能を用いることにより、特定のCloudFormationのテンプレートを選択して共有するURLを作成することができますので、それを用いると、このURL(US Eastリージョンを指定したもの)を作成できます(今回のテンプレートは2011年4月19日時点で、東京とシンガポールリージョンもサポート)

2011/04/25追記: US Eastリージョンのスタックに加えて、東京リージョンのスタックシンガポールリージョンのスタックも追記しておきます。

このURLを用いてスタック作成を行うと、下記のようなパラメーターを入力する画面になります。:

ここで注意するのは、事前に作って置いたRoute 53のホスティド・ドメインを入力する必要があるということです。それにより、ライブストリーム用のDNSエントリ(CNAME) を入力することになります。

このテンプレートでは、下記のリソースを作成します:

  • Flash Media Server AMIを走らせるEC2インスタンス。必要であれば、指定されたキーペアを用いてSSHでアクセスすることが可能
  • EC2のセキュリティグループの設定は、ポート22、80、1935がオープン
  • ストリーミングのための、CloudFrontのディストリビューション
  • ホスティドドメインの中のAレコードとCNAME

CloudFormationを用いてテンプレートの起動が終了すると、このテンプレートはアウトプットとして、ライブストリーミングのURLを出力します:

テンプレートで作成されるアーキテクチャは下記のようになっています:

EC2インスタンスに接続されたクライアントは、4秒毎にmanifest.xmlを取得します。この設定はテンプレートでされているので必要に応じて変更することが可能です。もちろん、Flash Media Serverに対してアクセスすることもできるので、必要に応じて直接、変更を加えることが可能です。

デスクトップサイドでは、Flash Media Live Encoderをインストールしておき、Flash Media Serverの起動が終了すると、それをビデオソースに接続することで、ストリーミングを行います。ストリーミングが終了したら、CloudFormationのスタックをワンクリックで終了できます。そうすることで、全てのリソースを消去でき、料金もそれ以上かからなくなります。

CloudFormationのテンプレートを編集することで、AMIが起動する際の設定も書き換えることができます。テンプレートをコピーして、自分の好みのものにカスタマイズするのもの楽しいでしょう。是非使ってみてください!

玉川憲 (@KenTamagawa)

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