« 【AWS発表】 IAMユーザでAWS Management Consoleを使えるようになりました | メイン | 【AWS発表】 AWS Management Consoleへ新機能追加: EC2インスタンスの終了防止、EBSボリュームの強制取り外し »

【AWS発表】 Amazon S3で静的なWebサイトの運用が可能に

今回の発表で、静的なWebサイト(Static Websites)をS3で運用するのを、より簡単にするための機能がAmazon S3に追加されました。

これまで、S3のユーザは、Webサイトの画像やビデオをS3に保存してきました。しかし、全てのWebサイトをS3上に運用するのはそれほど簡単ではありませんでした。その理由は、もしユーザがサイトのアドレス(www.example.com)を入力すると、そのサイトのDNSレコードのCNAMEはS3バケットの (www.example.com.s3.amazonaws.com)ルートを示し、結果としてS3はバケットのコンテンツをXMLフォームでリストして返す仕様になっていたからです。これを避けるには、ユーザはAmazon EC2のインスタンス上でホームページを運用する必要がありました。

今回の発表により、Webサイトを完全にS3上でホストできるようになりました。

S3のバケットをWebサイトとして設定できます。Webサイトとして設定されたバケットのルートに対してアクセスがなされると、Amazon S3は設定されたルートドキュメント(index.html)を返します。また、ルートドキュメントに加えて、エラードキュメントを設定することもでき、HTTPのステータスコードが4xxを検知したときに返されるエラードキュメントを設定することが可能です。バケット毎にこの新しいモードを起動し設定することができます。AWS Management ConsoleのS3タブを用いて、バケットをWebサイトに設定することができます。

下記でもう少し詳細を見ていきましょう。

Webサイト・エンドポイント
このWebサイトをホストする機能にアクセスするために、各リージョンにエンドポイントが存在します(USスタンダード、USウェスト、EU、アジアパシフィック)。例えば、s3-website-ap-southeast-1.amazonaws.comが、アジアパシフィック・リージョンのエンドポイントになります。既存のバケットとエンドポイントはこれまでと同様に動作します。

インデックスドキュメント
バケットをWebサイトに設定した際、ルートやあらゆるサブディレクトリに対するリクエストに対してインデックスドキュメントを設定することができます。例えば、下記のURIに対するGETリクエストは、

mywebsitedomain.s3-website-us-east-1.amazonaws.com/images/subdirectory/

下記のS3オブジェクトを返すことになります。

mywebsitedomain.s3.amazonaws.com/images/subdirectory/index.html

エラードキュメント
Webサイトに設定されているバケットにアクセスした際にエラーが起こると、これまでS3はXMLのエラーを戻していたのですが、今回の発表により新しいHTMLのエラーページを返すようになりました。また、特定のエラーページを指定しておくことで、4xxのエラーの際にそれを返すことも可能です。


サードパーティのツール群も、この新しい機能をサポートしています。CloudBerry S3 Explorer(無料バージョンあり)下記のようにWebサイトのタブが追加されています。

 

Bucket Explorerの最新版もWebサイトホスティング機能をサポートしています。

AWSのSDK (現時点でJava、.NET、PHP)もこの新しい機能をサポートしています。より詳細な情報が必要なかたは、Amazon S3 Developer Guide (英語)をご参照ください。

個人的にもS3は非常に気に入っているサービスなのですが、今回の発表は非常に大きなニュースだと感じています。単純にindex.htmlや画像、動画をアップロードするだけで、Webサイトが構築できてしまうのです。しかもそのWebサイトは、非常に高速かつ安価で安定度の高いS3の上で運用されているので、サーバーを運用する手間もかかりません。是非、皆様、ぞくぞくとWebサイトをS3に上に移してくださいませ。実際に、AmazonのCTOであるWerner Vogelsもすでに彼の著名なWebサイトをS3に移行しています。こちらをご覧くださいませ。New AWS feature: Run your website completely from Amazon S3 (英語)


玉川憲 (@KenTamagawa)

 

 

コメント

Featured Event

2016年3 月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31